110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

2011-08-23から1日間の記事一覧

時空(野間宏著)

本書は福武書店刊行のもの。 本書はエッセーという位置づけらしい。 しかし、聖徳太子、秦河勝、世阿弥、金春太夫という過去の申楽~能への流れと、聖徳太子、秦河勝にゆかりの、播磨灘に広がる、執筆当時の世相、日本というものの対比、伸びゆく工業と衰退…

本について考える

以前より、出版業界は不況であった、端的に言えば(活字)本を読まなくなったのだ。 業界の気晴らしとして、電子書籍なるものがあるし、いつか私も手に入れると思うが、果たしてそのソースは面白いものになるのであろうか?・・・いやいや、ビジネスとして利益…

(新編)学問の曲り角(河野与一著)

本書は岩波文庫版、「新編」とあるのは、岩波文庫版のために新しく編集したことを指す。 本書は、 ・プラトニックラブとは何か? ・哲学者ライプニツはモリエールの演劇を見たことがあるのか? ・栞の語源 ・ギリシャ哲学が棚上げしたこと(盲点)とは何か?…