110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

女系天皇問題

先だっての即位の礼でも安倍首相が「男系天皇」が連綿と続いたことを強調していた。

それに前後してNHKなどでもこの女系天皇問題についてのアンケートなど発表していたので少し気になって調べたら、私の認識は「女系天皇」と「女性天皇」を取り違えている「一般的に間違った人」だということがわかった。

そうなると悔しいのでその「男系天皇」でなければならない理由を調べてみたところ、基本的には「天照大神からの血脈」ということらしい。

天照大神って女性だよね?

ということは、最初は大例外(?)として綿々と男系天皇制で続いているからということをわが国では「誇り」にしていることになる。

現在の私たちは遺伝子の存在を知っているし、以上の定義から考えれば男系でも女系でも関係なく伝えられるはずだ。

とすると、男系にこだわる理由は「長く続いたから(伝統的)」ということに尽きる様だ、斯様に理性的ではないことに拘る必要はあるのか?

多分、簡単に男性優位の社会制度が生み出した、また、現在の様に遺伝子と言う概念が無い時代の「悪しき思い込み」の制度ではないのだろうか?

いやな表現だが「男が種を女と言う畑に撒く」という考え方をしていたのではなかろうか(畑は種を育てるだけで作物の種類には関係ない)?

だから女性の系統を排除したんだ、とすれば無知な時代の判断としては十分納得できそうだが・・・

そいつを国家として誇るのかい?

憲法9条が現状と合わないので改憲するのが「合理的」と考えるのならば、男系天皇問題として「合理的」に廃棄しても良いのではないかと思った次第。

「いや、天皇制は一種の宗教だから」と言う方、「正解」、そう言われれば納得するしかない、ただし、別の問題が浮上するけれどもね。