110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

高齢者の医療費負担増について物申す

2022年から後期高齢者の医療費負担を年収によって2割に引き上げる方針となった。

これは、現在の現役世代の負担を減らす目的では合理的な判断だとも言える。

しかし、敢えて言いたいことがある、一部の人々は年齢に関係なく、一割継続、もしくは無償にするべきではないか・・・と‼

それは、あの戦争体験者だ、現在のコロナ禍で、死者が何人出るとかいう次元とは違い、国の施策で何百万人の命が失われ、産業は崩壊した、戦後も相当な窮乏の中で生活をしてきた人たちだ。

しかも、その時の日本国は敗戦はしたが、解体はされていない、人や組織は変わったが同じ国(体)が現在も続いているのだ。

だから、例えば、昭和20年8月15日までに生まれていた人は医療費負担を無償とする、(ただし、当時の軍関係、閣僚、政治家などは除く)、また、経済的に余裕がある人はその権利を放棄しても良い・・・とすれば良いのではないか?

まぁ、残念ながら、この国は変わってしまったので無理だろう、令和という元号がそれを象徴している様だ。

これを思いついたのは、今介護している母親が昭和5年生だからかもしれない、そして、2022年には2割負担をすることになろう。

その2割負担が重いとか軽いとか判断よりも、なるべく、静かに生きていて欲しいという思いが強い、あの戦争で理不尽を被ったのは圧倒的に女性が多かったと思うのだ。