110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

アメリカはできるかもしれない、だが、日本を含めた他の国々は相当難しい

トランプ氏、中国のコロナ対応に「心底失望」 断交の可能性も示唆

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200514-00000126-reut-cn

 

アメリカは、自国の食料自給や資源が豊富なので、中国に依存しないでやっていける可能性は高いだろう。

しかし、日本も含めて、EU諸国など、先進国と言われている国々で、中国に依存せずにやっていける国は、現実的に少ないはずだ。

コメントを見ると「アメリカに倣って日本も断交すべき」というものが結構多いのだが

、国内の低所得者層が、なんとか生活していける要因の一つに中国からの価格が安い商品群があることを考えると、強硬論は現実的な意見とは言えないのかも知れないね。

現在の中国は、先進国の中では余り評価されない仕事を請け負っている形になっているのだ(世界の工場だ)、丁度、前世紀の日本が工業国として伸長した背景にはそういう面もあったことを記憶している方もいるだろう。

そして、日本は、その立場から(良きも悪しきも)脱皮して現在に至っていることを熟慮しなければならない。

現在は、働き方改革ブラック企業がやり玉になったのだが、戦後の日本はブラック状況だったわけで、もちろん、週休二日制でもなく、国家公認のブラック状況だったことを考えれば、今は、天国であるのかもしれないね・・・表面上はね?

それで、そのブラックな部分の一部を中国など人件費の安い国々へと移行したわけだよね(3Kなんて言う言葉があったね)。

思うに、21世紀の初頭までならば、ギリギリ中国を外してもやっていくことが可能だったかもしれないけれども、今は、現実的に無理だと思う、中国への依存を断ち切ることは・・・

その証明が、今回の新型コロナウィルスの世界的な流行だったのではないのかな?

これは全く根拠のない推量だが「一番中国の依存度が高いアメリカが一番患者数が多かったということではないのかな」と言ったら、否定するのは難しそうだよね。