110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

逆隔離という言葉が第一波の時にあったよね?

都知事、「GoToトラベル」高齢者と基礎疾患ある人に自粛呼びかけ…17日まで
12/1(火) 19:16配信 読売新聞オンライン
 菅首相は1日夜、東京都の小池百合子知事と首相官邸で会談した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、小池氏が国の観光支援策「Go To トラベル」事業の東京発着分について高齢者らに利用自粛を呼びかける考えを示したのに対し、首相は理解を示した。
 会談後に首相が記者団に明らかにした。都が事業の利用自粛などを呼びかけるのは、65歳以上の高齢者と基礎疾患を持つ人で、いずれも感染した場合に重症化するリスクが高いとされる。自粛を呼びかける期間は12月17日までを予定している。
 東京都内で感染者が増えていることを踏まえた措置で、両氏は国と東京都で感染拡大を阻止していく方針で一致した。
 都は、自粛に伴って生じたキャンセル料などを負担しなくてもいいよう、国に対応を要請している。西村経済再生相は1日夜の記者会見で、都の対応について「しっかりと受け止めたい。事業を所管する観光庁で、要請の細かい内容も含めて検討を進める」と述べた。 

第一波の時に確か「逆隔離」ということを言っていた人(医師だったと思う)がいた。

感染者を隔離するのではなく、重篤化するとリスクが高い年齢層を隔離するということだったと思う。

今回の小池知事の提案はそういう見地にあると思う。

まぁ、コメントを見ると効果が薄いだろうという意見が多い様だが・・・?

私は、この要請を支持する。

まず、こういう取り組みは他の自治体では行っていないこと、その新規性を持って、まずはやってみれば良いと思う。

そして、現在、自粛以外に明らかに効果的な方法がない以上、その自粛の中でやりくりして、感染リスクの低い若年層には経済活動や観光などを奨励しつつ、リスクの高い高齢者には自粛を要請すると限定的な要請は、やってみる価値があると思うのだ、例え、新規感染者数は減らないとしても、第一波、第二波の時の様に、若い世代が感染の中心となるように比率がシフトするならば、高齢者・・・重傷者を減らすことにつながる可能性があると思う。

また、こういう風に条件を絞り込むことで、例えば、要請をしても高齢者の感染者数が思ったほど減らなかったとすれば、今回は家庭内感染が主流ではないかと、感染原因の絞り込むに貢献できるのではないかと思うのだ。

小池知事の再選の時、私は彼女を酷評して他の候補者に投票したのだが、再選後、ある時、言葉だけの自粛要請をしたら、感染者が減ったことがある、都民の中には、小池知事を支持している層が結構いるようなので、今回のような要請は、彼女ならではのトライアルとして期待できる可能性はあると思う。

これは、彼女の、異色の才能だと思う。

2021/1/6追記:

小池知事を少し持ち上げたのだが、残念ながら、彼女の声は今日現在では届かなかったようだ。

年末に千人を大幅に越えて現在も勢いは収まらない、果ては、緊急事態宣言まで出ようかという状況で、小池さんを支持したあの360万人はどうしちゃったんだろうね?

まぁ、それだけいい加減な世間という見方もできるが、それはそれで、末法の状況で興味はある。