110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

調布市の陥没事故

東日本高速道路が進めている外環道の工事により調布市の陥没事故が引き起こされた・・・と、事業者が因果関係を認めたことは、結構、重要な事件なのかもしれない。

私の住んでいるところの近くに幹線道路でも、都営大江戸線の工事が「大深度地下法」の下同様に行われた経緯がある。

地盤についての噂は幸い聞かなかったのだが、工事の影響でネズミが大量に付近の商店街に来たという話は聞いたし、我が家にも何匹か現れた。

土地の所有権もある程度の深さ以上は及ばないということは、地価の高い都市部での交通網の開発には有力な考え方だと思う。

しかし、今回の事件では、その前提が覆されてしまう事例となるわけで、今後どのように、法律や規定が変わっていくかは注意して見ていく必要がありそうだね。

 

ふと、思ったのだが、今回の工事が引き金になって、土壌が悪いことが判明し、補償を受けられるということは、住民にとって、本当に悪いことなのか、それとも、長い年月で見ると良いことなのか、その判断は私には難しくてできない。

数年、いや、数十年後に、地震や台風などにより、地面が陥没した場合は、自然災害となり、自己責任の扱いになるだろうからだ。