110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

冬場はウィルスが感染拡大しやすいと言って事態を矮小化したい日本人もいるのだが

 冬場にもコロナウィルスの感染拡大をある程度コントロールできる事例が少なくとも1つはあることがわかった。

1日の感染者は674人まで減ったが…死者は35人で最多
1/10(日) 12:09配信 ハンギョレ新聞
新規感染者は4日連続で1千人を下回る 「ピークを過ぎて緩やかな減少局面に」
 8日に発表された新型コロナウイルス感染症による過去24時間以内の死者が35人にのぼった。防疫当局は、新規感染者の発生状況から見れば第3波のピークは過ぎつつあるものの、死者の増加傾向はしばらく続くだろうとの見通しを示した。
 8日午前0時現在、過去24時間以内に確認された新規感染者数は674人で、4日連続で1000人を下回った。直近の1週間(12月2~8日)の国内発生の1日平均感染者数は765人で、その前週の976.4人より211.4人減少した。中央事故収拾本部(中収本)のユン・テホ防疫総括班長はこの日の定例ブリーフィングで「(国内で感染した患者数が)ピークを過ぎて減少する段階に入っているものと慎重に判断している」としつつも「地域社会で拡大した感染の様相を考慮すれば、今後の減少は緩やかに現れる可能性が高い」と述べた。そして「冬という季節的要因が依然としてあり、変異ウイルスなどの危険要因が多いため、緊張を解くには慎重にならざるを得ない局面」と付け加えた。
 しかし、この日発表されたコロナによる死者数は35人で、国内で最初の感染者が確認されて以来2番目に多かった。最大規模の死者が出たのは昨年12月29日で、その時点での集計数は40人だった。当時はクリスマスの連休で死亡届の提出に遅れが発生していたため、この人数には26日以前に発生した死者16人などが含まれていた。このことを考慮すると、この日集計された35人は、実質的には過去最多の死者数となる。
 ユン・テホ班長は「(コロナの)陽性判定を受けてから危篤に陥るまでには期間があり、危篤患者が死に至るまでにも時間差が存在する」とし「感染者数が減っても、それ以前の感染者が死に至るケースがしばらく続くとみられる」と述べた。「第1、2波は8000人ほどの感染者が出たが、今回の第3波はこれまでに3万8600人が感染しており、その規模は4倍以上にのぼるため」、人命被害の規模も大きくなるというのだ。これに対し中収本のソン・ヨンネ社会戦略班長は「現在、社会的距離措置(ソーシャル・ディスタンシング)レベル2の検討基準である(国内発生の1日平均の新規感染者数が)400~500人程度以下にまでは減らす必要がある」と強調した。
 一方、防疫当局はこの日、英国発の変異コロナウイルスへの感染者がさらに1人確認され、累計で15人となったと発表した。これにより、英国から韓国入りした後に陽性判定を受けた家族を出迎えた両親と弟夫婦の4人が、全員感染したことになる。防疫当局は、同居家族の他に接触者はいないと説明した。
ソ・ヘミ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )