110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

カルロスゴーンの逃亡に家族が手助けしたことを、ある日本人は賞賛してもよいはずだが?

今、NHK大河ドラマ渋沢栄一を取り上げている、渋沢といえば論語を思い浮かべて、氏の「論語講義」を読み始めているのだが、知能に劣る私には頗る読みにくい、しかし、断片については、覚えているところもある。

たとえば「父は子のために隠し、子は父のために隠す」

葉公(しょうこう)、孔子に語りて曰く、吾が党に直・躬(ちょくきゅう)なる者あり。
その父、羊を攘みて(ぬすみて)、子これを証す。
孔子曰く、吾が党の直き者は是れに異なり。父は子の為に隠し、子は父の為に隠す。直きことその中(うち)に在り。

以下で引用した記事のコメントを見ていると、一方的にゴーン被告とその家族を批判しているのだが、儒教的な影響を残している人ならば「社会的に彼は犯罪を犯している、しかし、人情的には許せるところがある」として、上記の論語を引き合いに出す人が、一人くらいいたら嬉しかったね。

彼(彼女)は、壮絶なバッシングを受けるだろうが、もうすでに、この世には少数しかいない、かつての日本人の末裔がいるんだと(私は)思うけれどもね。

有名人の中にもこういうことを言う人が(どちらかというと右翼系の人とか)いても良さそうだけれどもね。

まさか、外人はダメだなんていう、とんでもない無知はやめてほしいけれどもね。

ゴーン被告逃亡 家族ぐるみか カメラに三女の姿が
3/22(月) 12:27配信 フジテレビ系(FNN)
日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン被告(67)の逃亡劇は、妻や三女ら、家族ぐるみで行われていたとみられることがわかった。
アメリカの「グリーンベレー」元隊員のマイケル・テイラー容疑者(60)と息子のピーター容疑者(28)は、ゴーン被告のレバノンへの逃亡を手助けした疑いが持たれている。
アメリカの裁判資料によると、逃亡した日の防犯カメラには、東京都内のホテルで、ピーター容疑者がゴーン被告の三女・マヤ氏と握手している様子が映っている。
ゴーン被告は、このあとテイラー親子らと合流。
赤っぽいものをかぶり、ホテルをあとにする姿もとらえられていた。
東京地検特捜部の調べに対して、テイラー親子は、ゴーン被告の妻・キャロル容疑者から、逃亡のため協力の依頼を受けたと説明していて、22日に起訴されるものとみられる。