110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

日本に肯定的な本を読みたいならば

私は、ほぼ古い本で読書をする、ジャンルによっては最新の情報がないと意味をなさないようなもの(ビジネス関連書とか、哲学・思想系で流行を追いかけている時とか)もあるのだが、まぁ、普通に読む分にはあまり関係ない、逆に古すぎて自分に読む能力がないもの(明治以前とか)もある。

そして、様々な時代で総体的に微妙に書き方が変わってくるのを感じるのも面白いところで、例えば、最近の本は本自体の売れ行きが悪いためか、読者に読んでもらおうという意識が強く、また、日本という国が世界的にレベルが落ちているので、読みやすいけれども、決して楽しい読書ができるかというとそうでもない。

日本という国を肯定的に読みたいならば、そう、高度経済成長以降、バブル崩壊後の、まぁ、20世紀中に出版されたものを読むと良い。

当時は、少なくともアジアの中での超一流国(一番)で、世界的にも、押しも押されもせぬGNP第2位の経済大国、東洋と言えば日本という自負が、著者の意識の中に控えているから、全体的な(日本の)肯定感が凄い。

まぁ、却って今が悲しくなるという人がいるかもしれないけれども、私は、面白いと思うけれどもな?