110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

東京都5042名で、重症者は135名(+20)、死者は1名、首都圏9543名、全国比63%

重症者の増加が今まで経験したことのない数字を示している。

今も、救急車のサイレンが遠くから聞こえる、熱中症などコロナ対応だけではないことは理解しているが、この数日、頻度が上がっている。

ワクチン接種の効果なのか高齢者の感染を抑えているので死者が少なく計上されているようにも見えることが、本日の数少ない救いだ。

さて、世論は、政府の対策の不備をことさら持ち上げているのだが、感染させているのは「人」だ、政府の対策とは別に各人が自粛するように訴えかける方が先決のように思うのだが?

感染拡大の原因には言及せずに、ひたすら、医療体制という受け口について議論している姿を見ると、すごく不思議な感じがする。

政府が全体を見わたしていないこともある意味事実だが、感染拡大しているのは国民、世論を形成している、国民それ自体が原因でもあるという意識も必要だと思う。

現実的に、感染リスクが高まっていると言われる、40代、50代は、あなたがたの足元にいる若年層に脅かされていることをきちんと認識し、対応するべきだ。

ワクチン接種が進んだから、高齢者の感染者が少ないということではないことは、時系列的に調べればわかる、当然、感染リスクが高かったから自粛せざるを得なかったことはもちろんだが、それが、日本の人口に占める割合が高かったことが、比較的感染拡大を他の欧米諸国より抑えていたことも事実、それを過信して、勝手な解釈で、ここまで広げた年代、少し前までは「現役世代」という、年齢層がいつまでも感染抑制できなかった原因であり、そして、ここまでくると若年層が、若いなりに状況判断が未熟(稚拙)だった結果ということになるだろう。

はやく、自分の首は自分で締めていることに気づくべきだ、たとえ、あなたは軽症でも、確率的なj状況、マクロ的な状況になれば、現在のような、地獄の一歩手前みたいな状況になる。

ただし、未だ、地獄ではない。

世の中が、簡単に、コメンテーターなる自称専門家のコメントで解決するものと思ってしまう危険性が現在露呈している。

コロナ禍は、冷静に考えれば、あの東日本大震災よりも深刻な事件であるのに、その影響が、長期化したこと、被害者が見分けにくいことや、年齢層によるリスクが異なることなどから、軽視してしまう人が続出した。

それが、今起きつつある事象だ、コロナ禍の発生当時から、高齢者の介護をしている関係上自粛を続けている身から見ると、世間が狂っているとしか思えない。

前代未聞の事件なのに、政府の対応が悪いと、あたかも、正解があるがごとく、批判するTVなどを見ると、昨年のコロナ禍の当初は感嘆して見ていたが、1年以上経過した上に、こんなに感染拡大している様子を見て、「なんて、馬鹿な国民」だと思えてしょうがない。

感染を抑えることは、はじまりから変わらない、自粛をすること、他の人間との接触を避ければ良いだけのことが、それができない、そのできない言い訳を政府の対応に転化し続けたのが現在の世論。

もういちど、辞書でも引いて「自粛」の意味をきちんと理解した上で、実行できれば感染者は減る。

今、世論が言っているのは、自分たちが感染を広めていることには、まったく触れずに、医療体制が貧弱だなんだと、いちゃもんをつけているだけのこと。

その前に、例えば、東京都の飲食店も、ここまで、感染者が増えたんだから、要請に従わずに酒類を出していたのをやめるとか、そもそも、営業事態を現在の1/10以下になるまで休業するとか、自主的に対応することだと思う。

要請に従わないことは、自分の首を自分で締めていることに、気づくべきだ。

みんなが、本当に、意志を揃えて自粛すれば、1ヶ月で終わることなのにね?