110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

東京都1149名で、重症者は54名(−5)、死者は4名、首都圏2022名、全国比63%

本日の東京都の新規感染者のうち高齢者は46名で比率は4%、何度も書くけれども、東京都の高齢者は人口の23%、本当に、感染拡大を抑えている年齢層だ。

こう記すと、ワクチンの効果として、その事実を矮小化するように考える人も多いだろう。

しかし、ワクチン接種前や、接種直後の効果がないときでも10%程度だったという明らかな事実がある。

だから、この比率の低下も、ワクチン効果だけではなく、高齢者層がいかに、ワクチンだけでなく感染対策をしていたかを物語っている。

最近の新規感染者数の年齢別の比率の異常なバランスは、政府批判に紛れて、感染対策を蔑ろにした年齢層が、新規感染者数を後押ししたことによると考えても良いだろう。

特に、20代、30代という、新規感染者数拡大の核となる年齢層としては、ワクチンの効果だと公言しなければ、単純に感染対策できないバカで、しかも感染拡大の根源、すなわち悪者になってしまうから、それは声も限りに訴えかけるだろう。

でも、事実、新規感染者は、この世代が中心に拡大していることは、コロナ禍の開始当初からあまり変わっていない。

そして、今も、同じように、理屈をこねて、感染対策を蔑ろにしている姿を見ると、まぁ、日本の衰退がここにあるのだと、少し安心した。

だって、少子高齢化、そして、人口減少社会が、日本の衰退に関与するというのは一般論だが、ここにきて、比較的若年層の能力的な低下があきらかに見て取れるから、まぁ、その他の年代が頑張っても仕方ないよね・・・と思えるからだね。

首都圏の全国比が下がり続けている、馬鹿なことはしないで、まん延防止対策も緊急事態宣言も出ていない地域でも、自粛したほうが良いよ、都会の真似をしないのが理性的だということは確かだからね。