110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

東京都4566名で、重症者は150名(+9)、死者は4名、首都圏9585名、全国比61%

救急車のサイレンが頻繁に聞こえるようになった、ただし、新規感染者数については、最近の数字が驚異的だが、同じような感覚を覚えた記憶がある、第2波だったか、第3波だったか、今回が初めてではない。

すでに、倫理的な制約は乗り越えてしまった人がでてきた東京では、ワクチン接種との兼ね合いも含めて、いくところまでいくしかなかろう。

どんなに批判されようと、墨俣城のように1日で医療体制は整わない、死者の数が少ないことを、気休めにしている人もいるようだが、この重症者数の数、そして伸び方は、見たことがないので、この先のことを考えれば「感染しないこと」を目指すのが、まぁ、理性的だ。

我が家は、平均年齢70歳以上の高齢世帯で、一応、ワクチンは接種したし、以前から介護をしている関係で、基本的に自粛生活をしてきたつもりだが、この状況では、さらに、気をつけていこうと思ってしまうほど、新しい局面に突入したと思う。

油断や、気の緩みという言葉は便利なものだが、指数的に増えるウィルス感染に対すると、好ましくない結果が生まれるということを、繰り返し経験はしてきたのだが、やはり、なかなか、身につかないようだね。

ちなみに、本日の僥倖は、東京都のこの数字でも、先週と比べると、わずか(?)508名の増加にすぎないということ。

さて、このことを、どう捉えるかは、あなた次第だ。

 

一つの仮説を紹介しよう、なぜ、20歳代の新規感染者は多いのか?

それは、もとより、新規感染者数の比率が高い、20歳代との接触が多いからだ。

これは、たぶん、当たっていることだろう。

例えば、今日、東京都の20代の新規感染者は1467名、私の年代は60代で161名、この比率(1467÷161)を取ると、9.11倍という数字が出る。

そう、60歳代の人が回りにいるよりも、20歳の人が回りにいるほうが約9倍危ないわけだ。

それが、20歳代の人は、同年代のお友達が多いだろうから、お互いに、相乗効果で感染者が拡大することになり、それにより感染者の母数が増えれば、職場や、家族などのつながりを踏まえて、他の年代も脅かすことになる。

ヤフコメは、ほとんど、信憑性が無い意見が多いので、参考までにしか見ないようになったが、先ごろ、飲食店勤務の比較的若い年齢と思われる店員が、高齢者がワクチンを接種したからと言って、マスクをしないで大声で話しながら飲食をしていることを非難しているコメントがあったのだが、実際、この店員が20代ならば、その高齢者が60歳代だとして9倍、70歳台だと、23倍(1467÷67)危険なことになってしまうのだ。

人間は、斯様に、自己中心的にモノを見てしまいがちなのだ。

そういう直感的な論理性のかけらもない見解が、一般のTV放送でも跋扈しているのを見るのは辛いものがある。