110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

都内で高齢者のコロナ感染が増えている不気味…8割超がワクチン接種なのにナゼ

都内で高齢者のコロナ感染が増えている不気味…8割超がワクチン接種なのにナゼ
8/30(月) 15:42配信 日刊ゲンダイDIGITAL
 新型コロナウイルスの全国的な感染爆発に収束の兆しが見えない中、新規感染者に占める高齢者の割合が増え始めている。8割超がワクチン接種を完了しているはずなのに、なぜなのか。
 65歳以上の接種は4月にスタートし、全国で87.16%(28日時点)が完了済みだ。東京都でも83.94%(同)が2回目の接種も終えているが、なぜか高齢者の感染が増えている。新規感染者数に占める割合は7月27日~8月2日には2.7%まで減少したのに、再び上昇。8月17~23日は4.3%に増えた。
「行きつけの喫茶店に高齢者が戻ってきて、マスクを外して大声で話す姿をよく見かけるようになりました。目を向けたら、〈オレはワクチン打ち終わったから〉と聞こえよがしに言われてムッとした」(都内在住サラリーマン)

■気の緩みか、抗体がないのか
 気の緩みに猛暑も手伝ってか、混み合う電車内でもマスクをつけない高齢者をチラホラ見かける。夜の街に繰り出すヤカラも増えつつある。都医学総合研究所がまとめた「都内主要繁華街における夜間滞留人口の年代別占有率」によると、午後10時~深夜0時の65歳以上の割合は、8%(14日時点)から9%(21日時点)に伸びている。
 昭和大医学部客員教授の二木芳人氏(臨床感染症学)は言う。
「ワクチンの感染防止効果は100%ではありません。十分な抗体を得られない人が一定数は出てしまうので、接種を完了したからといって安心はできない。デルタ株の猛威は続いていますから、とりわけ高齢者や基礎疾患のある人は注意が必要です。人混みでウレタンマスクはダメ。うつらない、うつさないためにも不織布マスクをつけましょう」
 和歌山県がまとめた「ワクチン2回接種後の抗体保有調査結果」(12日付=7月下旬~8月上旬実施、対象100人)は、抗体が作られなかったり、中和抗体獲得に至らなかったとみられるケースを指摘。
「抗体値が十分上昇しない事例は、高齢者や一部の基礎疾患を持つ者で見られた」「抗体値が高値であっても、PCR陽性で発症例があること、更には、他者に感染させた事例もある」と分析している。
 楽観論に取りつかれた菅首相のワクチン一本足打法が勘違い高齢者を量産させてはいないか。

 たまに、ヤフコメに持論を投稿してみて、低評価を受けたコメントが出せないかと思ったが、今回は、数はすくないが、低評価だったものを記す。

東京都の高齢者は人口の23%に少し足りないくらいいいる、日本は高齢者社会だ。 それだけ多数いる年齢層の新規感染者の割合が、2.7%でも、そして、たとえ4.3%でも奇跡的に少ない数字だと思うのだが? 本当の問題は、それ以外の年齢層が、高齢者の比率に比べて、圧倒的に高率なのではないかという、そちらの方ではなかろうか? 高齢者の比率がこれだけ小さいとすれば、高齢者が、高齢者間で感染し合うよりも、現役世代と行き合って感染したのではないかと推測するほうが、確率的に正しいように思うのだが?

低評価2、高評価は0だった。

これは低評価だった、まぁ、記事自体がワクチンの効果は限定的なので、マスクをしないなど感染対策をしないとうつしてしまうよ、というものなので仕方がないところもある。

でも、コメント書きながらこれが実情かなと思った。

多分、この前提を受け入れられない人が多いのだろう、記録を取れば取るほど、高齢者の人口比(東京都では人口の22%強)での新規感染者の割合は(この記事では、2.7%とか、4.3%、ちなみに、ワクチン接種が行き渡る前でも10%前後)低いのだ。

再三書くと、ワクチン接種前から高齢者の新規感染者の割合は低いのだ。

だから、記事内でのコメントや、ヤフコメで批判されるように、無茶をする高齢者が居ても、そもそも、高齢者層の間では、他の年齢に比べて相対的にものすごく感染者自体が少ないので、他人にうつす確率自体が小さいことになる。

この、そもそもの状況が、理解できないでいる人が大勢いることが、とんでもない問題を生じていると思う。

この傾向が、他の地域でもそうなのかは調べていない、これが、東京都の高齢者の特徴ならば

、この前の第4波で、東京都が大阪府と異なり、重傷者や死者を少なめにコントロールできていた要因がわかる。

 それだけ、常に、感染対策を徹底して行えている年齢層が、ワクチン接種前でも人口の20%以上いたからだと仮定できるからだ。

残念ながら、第5波は、変異株という要因はあるのだが、若年層を中心に感染爆発させすぎた、例えば、人口構成の13%(東京都の現役世代の比率から等分して出した想定値・・・それほど違わないと思う)ほどの20代が、新規感染者数の36%割合をしめるような状況を少し考えれば、マスクをしないで大声で話す高齢者よりも、マスクをしていても、ただ、若いという人の方が10倍も、20倍も危険であるということが・・・?

そして、ついに、子供にまで感染拡大させてしまった、誰が・・・概ね、若年層のおかげだろう(子供が主に接触しそうな年代を想定すればそんなに外れてはいないだろう、感染者の数も多いしね)。

あるコメンテーターが、若い人の青春をウィルス対策で抑えてはならないと言っていたのだが、その下の世代の子供にも蔓延しはじめたとすると、やはり、青春もやりすぎはまずいんじゃないかと言う人が出てもおかしくないように思うのだけれどもね・・・

その煽りを受けて、高齢者のワクチン2回接種者も、その中にはマスクしないで大声で話す人もいるが、実際は現役世代のいる、ウィルスの蔓延した社会で感染をもらってしまう、という図式の方が正しいように思うのだ(ということをコメントに書いた)。

 

世論、世間は、常軌を逸している、そうまでして、高齢者をバッシングしたいのだろうか?

数字を追いかければ、追いかけるほど、この高齢者層が、けなげに、東京都全体の感染拡大を食い止めようとしている姿が伺える。

それは、当初から、重症化や死亡リスクが若年層の100倍も高かったこともあろう、そもそも、それほど体力的に外出しない年齢(特に後期高齢者は)だとも言えよう、年金生活者が多く、経済的なリスクが少ないと考えられたとも言えよう、しかし、コロナ禍が長く続く中で、高齢者の新規感染者数の圧倒的な低さには、本来、他世代が感謝しなければならないはずだ。

それが、高齢者をバッシングするコメントが多い、記事の内容が触発したのか、ほとんどがそうだと言っても良い。

本当のことが見えていないのは、私なのだろうか?

私は狂っているのだろうか?