110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

塩山駅から帰る-その4(2007年9月15,16日の歩き)

 今回は、丹波山村から、東京都にやっと入ります。
 実は、当初<奥多摩駅>までは、かなり近いのではないかと思っていました。
 最初は、40km位のつもりでしたが(すごい勘違い)、実際は、丹波山村役場までで35kmです。これは、意外に「遠いかもしれない」と思い始めました。ただ、途中でバスに乗るつもりはなかったので(変なプライド)、どんどん歩きます。

 何かお城が見えます。
 
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 何かと思って調べてみると、小峯山の頂上にある「冒険丹波山城」だとわかりました。
 ここには、長さ247m、高低差42mのローラーすべり台があるそうです。
 先を急ぐの旅でなければ寄り道でもしたいところでした。

 この先、東京都へ入る区間には、以前<雲取山>へ登った時の登下山口があります。
 もう、随分昔の事ですが、今はどうなっているのか、少し興味がありました。
 
 まず、最初に出会ったのが<林道後山線>で、ここから、<三条の湯>という温泉を経由して、雲取山へ登るコースがあります。<お祭>というバス停留所からほど近いところにあります。
 
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 ↑良く見ると「台風のため通行止」ですね。
 これは懺悔話ですが、以前、雲取山へ登った時は、丁度(お盆の)夏休みの最中で、家で兄貴が暇そうにしていたのを見て「ドライブ行こうよ、奥多摩」と誘い出しておいて「あっ、ここで止めて」・・・「それじゃ」と言って、置き去りにして登山した記憶がよみがえりました(ひどい奴ですね)。やはり、運航本数の少ないバスで行くと、時間が特定できないという危惧からでしたが(言い訳)。
 それから、歩いて<三条の湯>についた時はもうかなりいい時間でした、そこで<三条の湯>のお兄さんに「これから雲取行けますか?」と聞くと「無理ですね」と答えが返ってきました。
 ここまで、御覧になった方は、私が無謀なのを知っているはずです、当然、登りました。
 頂上到着が、確か午後4時位だったと思います、流石に2,000m級の山ですので、夏だというのにとても涼しかった。
 でも、すぐ下山です、帰りはバスですから。
 必死に下りました、今度は、<七ツ石山>の頂上を掠めるように通り、<鴨沢>のバス停へ向かって降りていくコースです。確か、一番距離が短かったとガイドに書いてあったと思います。
 その当時は、降りたときにはかなり暗くなっていて、風景も見なかったのですが、こんな感じのところだったのですね。
 
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 ↑当時はこの道を下ってきたのでしょう。
 
 しかし、それで終わりではありませんでした(先ほどの雲取山の話の続きです)。実は、<鴨沢>からはバスの本数が少ないと当時のガイドに書いてありました。その先の<留浦(とづら)>からの始発に乗った方が良いとあったのでそこまで歩きました。

 あれっこんなものがある。
 
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 説明板にはこう書いてあります。
 「御神水について この水は、当湖望閣裏の当地、守護神加茂神社湧出する御神水で、明治時代より清酒『双鴨』の仕込水として使われた大変良質な天然水です。」
 こりゃ、飲まねば、「うん、癖の無い味だわ」。
 
 そして、しばらく行くと、やっと東京都に入ります。
 (3)東京都奥多摩町入り 16時38分、57,740歩(推定43km)
 
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 ↑画像がブレているのは疲れのせいでしょうか?
 
 山梨県を抜けるだけで、歩いて8時間40分です、日本もそんなに狭くはないですね。

 そして、<留浦>バス停へ(16時48分頃)多分、東京都の最西端のバス停でしょう。
 
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 「あれ、以前と違う」、ここは、バスの折り返しになっていたような記憶があるのですよ。
 (しまった、呆然としてたので、バス停だけ撮ってしまった)。
 うーん、思い出せないなぁ・・・後で調べてみよう。
 <続>