女人賛歌(栗田勇著)
本書は新潮社1987年刊行のもの、副題に「甲斐庄楠音(かいのしょうただおと)の生涯」とある。
甲斐庄楠音は画家である、若くして頭角を現すも芸術家内の醜い中傷の世界に嫌気がさしてその世界に身を置くことがなかった。
はじめて世に認められた「横櫛」という画が巻頭にあり、これに魅入られて本書を買ったのだが、画家として精進することなくその妖しい才能を開花させずに終わったのことは残念だと思った。
しかし、世間のいやらしさに耐えることなく回り道をすることも一つの幸せである。
いずれにしろ本音のところは本人にしかわからないことだろう。
検索してもらえばその絵は見れると思うので一度どうぞ「横櫛」はホラー小説の表紙にもなったようです。
甲斐庄楠音は画家である、若くして頭角を現すも芸術家内の醜い中傷の世界に嫌気がさしてその世界に身を置くことがなかった。
はじめて世に認められた「横櫛」という画が巻頭にあり、これに魅入られて本書を買ったのだが、画家として精進することなくその妖しい才能を開花させずに終わったのことは残念だと思った。
しかし、世間のいやらしさに耐えることなく回り道をすることも一つの幸せである。
いずれにしろ本音のところは本人にしかわからないことだろう。
検索してもらえばその絵は見れると思うので一度どうぞ「横櫛」はホラー小説の表紙にもなったようです。