110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

的確な対応

オリラジ藤森 母が“老老介護問題”に直面「親父と離婚して…」 
スポニチアネックス 1/13(金) 20:46配信
 お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の藤森慎吾(33)が13日、TBS系「爆報!THEフライデー」(金曜後7・00)に出演。母・美代子さん(65)が認知症を患うしゅうとめ(89)の介護に奮闘する日々が明かされ、家族で“老老介護問題”に向き合った。
 認知症を発症し、1日のほとんどをベッドで過ごすという藤森の祖母。そんなしゅうとめを支えるべく美代子さんは朝5時半に起床し、家事や畑仕事。体調や気分で食べられる料理が変わるというしゅうとめのために、たくさんの品数を用意するなど懸命に介護する生活が紹介された。
 夫である清武さんは海外赴任のため帰国は年2、3回で、美代子さんとしゅうとめ、2人きりの生活は4年以上。清武さんは美代子さんの苦労を知らず、時には電話で「大体お前がいろいろやり過ぎなんだわ」などと心無い言葉を投げかけたこともあったという。そのため、美代子さんは介護のことを話せず、疲労が蓄積。藤森はこの状況に「極端な話、親父と離婚して美代子さんが伸び伸び暮らすのも一つの手」と危機感を募らせ、家族会議を開いた。
 清武さんは当初、介護に向き合う気はあるのかとの問いかけに「フォローの電話をしている」など消極的な発言。しかし日を改めて開かれた家族会議で妻へ向け「実際に留守を守るのは大変なこと。頭の下がる思い。2人の生活設計を見直したい。見捨てないでください」とねぎらいの言葉をかけるとともに、母の介護問題に取り組んでいくことを約束。そして自らも介護を体験し、毎月10日は施設を利用することなどを提案した。
 藤森家が家族で介護問題に向き合う様子にはスタジオの出演者らも涙。共演の長山藍子(75)は「誰かが舵を取ることで、こういう風になれるなんて本当によかった」と目頭を押さえていた。

 現在少しは事情は、変わってきたが、育児・家事・介護など、以前の日本では女性がやるものとしていた「仕事」を見直さなければいけないだろう。
 一つは、お金が動いていないから軽いものという認識。
 そして、いわゆる賃金労働と違い、生きている以上はなにがしか関与しなければいけない「仕事」であること。
 私も以前は両親と同居していたが介護については知らんぷりをしていたのだが、ある日、父親と母親の関係が変なことに気づいてそこから(介護に)足を踏み入れたのだが、別居していたらそのままになっていただろう。
 そして、我慢強い母親が潰れてしまったと思う、いや、二人とも同年代だから共倒れの可能性が強かっただろう。
 実は、私の兄も同居しているが、一向に介護には介入する気配がない。
 先日、おにぎり屋のおばあちゃんに「男が介護しているのはめずらしい」と言われたので、たぶん、男は一般的にそういう事についてダメなんだろう。
 だれも頭で理解していることは、物事にはいつの日か後片付けが必要だということ。
 確かに、先頭を切って新しいプロジェクトをやれば、注目を集めるし、成功すれば高い評価も受けるだろう、しかし、そんな素敵なことはそんなに多くない。
 問題はうまくいかなかったプロジェクトをいかにきれいに手じまいするかということ、いわゆる殿(しんがり)を務めることがどんなに難しいことか。
 繰り返し書くが、それを頭でわかっても体はなかなか動かない。
 育児も大変なご苦労だが、子供が成長すれば解放される、しかし、介護はいつ解放されるか不明であり、その分不安も大きい場合もあるだろう。
 私も、家事手伝いのレベルからを介護と考えるともう10年近く経っているのだ(例えば、介護保険を使おうと思ったのもやりはじめてから何年かしてからだったしね)。
 今回取り上げたこの記事は、TVの放送なので台本が無いとは断言できないが(失礼)、内容は妥当だと思う。
 問題は、ここでの父親の改心が継続するかだ、1年後にフォローがあると良いのだが。
 老人ホームに入れました・・・終わり、かもしれないけど、もし、認知症が進行したらやむを得ないだろうしね!
 ちなみに、認知症ってひどく難しい症状なのよね。
 一昨年亡くなった私の父親は認知症とお医者さんに正式に診断されるまでには相当時間が掛かった。
 発症とあるが、アルツハイマー認知症のように明らかな症状があったのかな?
 あと、介護保険やヘルパーさんなどの存在がこの記事からは伺えないのだけれども、明らかな認知症でありながら、そういう公的な補助を受けていないかったのならば、家族の手落ちは大きいかもしれないね。
 そうすると、やはり離婚かな?