110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

介護する人のバイブルの1つ

阿川佐和子さんの記事

認知症の親には「赤ん坊は2階で寝た」と言え

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191031-00029728-president-soci

また、コメントが興味ある内容で、かなり高額な医療やサポートが伺える文章なので、「金持ちならこういうことができる」みたいな皮肉っぽいものもあるが、現実に10年以上、両親とお付き合いしている身としては、納得の内容ではある。

私的には、認知症の認定って結構難しかったりするように思う、余り考えずに「変な行動をするから」=「認知症」と決めてくれるお医者さんもいるだろうけれども、長い事その人の主治医を務めてきた人なら、医師による認知症の認定が、場合によると悲惨なことになる可能性もあると思って、なかなか認めないこともあるのではなのかな、なんて思っている。

悪意のある親族が後見して財産を好き勝手にされることもあるからね。

逆に、認知症の人の介護の苦労も少しばかり経験させてもらったけれども、これも大変だったので(ただし、私のは軽い方、時期もそれほど長くないし)、介護者、被介護者のお互いの事を考えないといけないんだけれども、そんな余裕は大抵の場合は「ない」よね。

そして、現実に、金があれば施設に入れろといっても、どうも施設数も足りてない雰囲気で、特に、扱いにくい人は(ディサービスなんかでも)行き場がなくなっているかもしれないという感じがする(前からジプシーみたいな人(被介護者)はいたけれどもね)。

さらに施設の品質も、人材と言う面から見ると、下がりっぱなしだしね。

(きちんと介護についての職業意識のある人と「行くところが無いのでやってます」みたいな人とに別れるよね、結構、この現場はブラックっぽいしね)

これからは、AIやロボットには期待したいけれども、行きつく先はどうかな?

例えば、AIロボットの介護の方が人間より手厚くなった未来が到来したとして、そいつは、人間自体の存在の否定とも言えるのじゃないかな、技術の勝利ではなくてね…