110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

もう一度基礎に戻る

新規感染拡大が止まらないので、GoToキャンペーンが見直しになった。

しかし、GoToトラベルとの因果性はあまり見られないという見解もある。

また、寒くなってウィルスが活性化してきたという指摘もある。

私は、以前より自民党の政策には不満もあるのだが、ここにきては、支持も不支持もない、どうすれば乗り切れるかを考えていくしかないと思う。

別に、来年のオリンピックがどうなろうと構わない、今のままでは、社会的な分断が酷くなりすぎる。

明らかなのは、ロックダウンすれば新規感染者数は減るという事実だ、その場合、経済推進派は(まったく)納得いかないはずだ。

そうすると、今できる解決策は、私もいつも聞いていながら聞かないふりをしていたこと、ただ一つしかない、しかも、多分効果的だ。

それは、第一波のときに耳が痛いほど聞いてきたことを徹底的にやるしかない。

うがい、手洗い、人と会うときは極力マスクをつける、三密をさける、不要な時は外出を控える。

現在は、基本的なことができない状況で感染拡大している事例がほとんどだと思う、それを「緩み」と名付けた人もいる。

経済擁護派も、これについては納得せざるを得ないだろう。

自粛ではない、感染拡大を防止するための基本的なことを徹底してやることだ。

「自粛警察」として批判されたことがあるが、これは自粛ではない。

ビジネスだとか、観光も含めて、移動すれば良い、しかし、感染対策が十分にできない状況(自らの状況であるかもしれないし、飲食店や宿泊施設の状況がそうかもしれない)ならば、途中であろうと引き返すという決断だ。

安いのだからとか、もう取り掛かってしまったから、というのは言い訳にしない、危ないと思ったら「そこで止める(引き返すとか、帰るとかする)」ことだ、それができれば、驚くほど感染者は減る。

新型コロナウィルスは、人の弱さについての教訓を与えてくれる。

単に運が良く感染しない人も多少はいるだろう、しかし、きちんと感染対策をしていることで感染せずに、コロナ禍の前のような普通の生活を送っている人も多数いるはずだ。

また、エッセンシャルワーカー対策を予防措置として政府は支援策を打ち出しておくと良いと思う、彼らこそ逃れられない。

 

さて、現実としては、GoToキャンペーンは見直しになった、感染対策はそれほど難しことではないのだが、それでも、どこかに、穴が開いていたわけだ。

 

新型コロナは日本の世論の暗部をさらけ出す良い機会となっている

経済重視か、医療重視か、どちらも中途半端にしか対応できない状況での、世論、といってもヤフコメを見ると、凄く面白い。

医療重視で経済が低迷すれば、経済苦によって自殺者が増える、それで良いのか?

それに対しては、経済重視では、現在の感染拡大が止まらない、その結果医療崩壊が起きて、多数の死者が出る可能性がある、それで良いのか?と反論する。

(ちなみに、感染者が激増すればロックダウンとなる、結果的に経済は強制的に制限されるということはあるけれどもね)

どちらも譲らない。

でも、それらのコメントは、ある条件下では、人が死んでも構わないということを容認しているんだよね。

凄いよ、これらの議論の不毛性もそうだが、多分、ここに書き込む人は、自分だけは死なないと思っているんだろうね、だって、どちらの言い分も、死ぬべきなのは自分の考えと異なる「他人」だものね?

ここで、イデオロギーなるものにお目にかかるとは思わなかった。

ちなみに、私は、医療重視だ、高齢者の母親がいるのが要因としては大きい。

ヤフコメには参加しない、どう転んでも、良いことは無い、今は時代遅れのブログで憂さ晴らしするので丁度良い。

政府は難しい判断の中、両者を足して二で割るような対応に終始する以外現実的方法はないだろう。

その時、世論はどう動くのだろうね?

 

最近のブログに、国の破綻を経験した者、という事を書いたことがある、戦後(戦中もか?)のある時代を生きてきた人たちだが、彼らは、今に至るまでどうしてきたのか?

これは、私の予想でしかないのだが、一つは、何が起こるかわからないので貯金する、簡単にものを捨てないで取っておく、質素に生活する、こんなところだろうか。

そう、常に自粛しているようなものなんだよね?

だから、現在の世代の普通の生活観とは、相当ずれていることは間違いない、しかし、今のような状況下になるとこの生活習慣は強い、もとより、国が手助けしない(破綻しているからね)ことを想定しているのだから。

GoTo見直し「泥縄的」の「泥縄的」とは?

GoTo見直し「泥縄的」 枝野氏、政府対応を批判
11/22(日) 15:19配信 共同通信
 立憲民主党枝野幸男代表は22日、新型コロナウイルス対策の観光支援事業「Go To トラベル」の運用見直しを巡る政府対応を「泥縄的だ」と批判した。兵庫県明石市で記者会見し「GoToを始める段階で感染拡大時の対応を決めておくべきだった」と準備不足を指摘した。
 感染抑制と経済再生の両立を強調する菅義偉首相の方針に「感染拡大を防いで初めて経済を回せる。明確にかじを切ってほしい」と注文した。
 GoTo見直しで発生する旅行キャンセル料に触れ「政府対応が定まっていないとは残念だ」と突き放した。

「泥縄的」という言葉の意味に少し戸惑ったので調べてみたら、2008年のYahoo知恵袋に質問があった。

質問

日本の政治は、予測対処デハナク、泥縄的な対処なのですか。。。 起こってからなら 誰でも対処デキマセンカ。。政治家公務員でなくても。。素人でも。。矢張り削減ですね。。

回答(ベストアンサー)

今の日本は政治や行政に限らず、創造するチカラが失われています。 創造するチカラのない者に「予測して対処せよ」と言うのは ゴロツキが因縁をつけているのと同じです。 数はチカラなり・・・・は政治家、役人にとって唯一の頼みの綱で、これが組織的犯罪を起こしても「赤信号皆で渡れば怖くない」現象を産み出し、係員までが不正(役人はこれを不正とは言わず不適切と国民に錯誤を与える表現に置き換えている。)出来る役人天国の国になってしまった。 これを改めるには、現政治家、役人をリセット(解雇)し「少数精鋭」で再構築するしか、この国は再生できないでしょう。 削減程度では生ぬるいところまで来ています。

 2008年に何があっただろうか・・・と思いめぐらすも、このやりとりには12年後(干支が一周)の今見ても、何か感慨が湧いてくるのは何故だろう?

大阪府490名>東京都391名>北海道245名>神奈川163名>愛知県144名、首都圏822名、全国比38%

思わず、北海道254名と入力した、先入観とは恐ろしい。

全国比が下がった、日曜日は東京の数字が下がる傾向なのでなんとも言えないところだが、大阪の数字を見ると、何か変な状況なのかもしれないね。

 

大阪府兵庫県は相当嫌な感じだが、京都、奈良、和歌山がそれほどでないことを考えると何か事情があるのではないかと、考えてしまうね。

これで、北海道に続いて、大阪府が、嫌らしい状況に突入する可能性が出てきた、大阪府が危機的になると相当のインパクトがあるので本当の注意が必要だ。

東京都の小池知事は、政府との間で何かあったようだね「GoToキャンペーンは政府の決め事なので政府が方針を出してね・・・」と、政府(西村さん?)としては「各自治体の判断・・・」みたいにしたい様だが、見事に袖にした形だね。

まぁ、それを言うだけの医療体制を、東京都で組めるかどうかが彼女の手腕ということだね。

そういえば、神奈川県も目立たないけれども、このところ上位に顔を出しているね、見事に東京都の煽りを受けている感じがする。

GoToトラベルと感染拡大

ここ数日、GoToキャンペーンと感染拡大の世論を見てきたのだが、確かに、キャンペーン肯定派の言われるように感染拡大との直接の関係は思ったよりも大きくないのかもしれない。

ただし、感染拡大している状況で、なおかつ、中高年から高齢者の感染者数が伸びているので、単純に医療崩壊につながる可能性はある。

まぁ、一つの象徴的な意味で「GoToキャンペーン」の規制を訴えても良いと思うのだが、現実には感染拡大が医療崩壊につながるような地域では規制することがあり、その中にGoToキャンペーンも含まれるとした方が、妥当だと思われる。

また、GoToキャンペーンやっても、感染拡大が広がり明らかに医療崩壊になれば、その地域の経済活動を止めざるを得なくなるのは、現状の海外の事例から推測しても、正しいことだろう。

だから、自粛派はこういう人が出回るタイミング(3連休)では本当に自粛してれば良いのだろう。

観光などに行きたい人は行けばよい、ただ、感染対策はした方が良いし、未だ、未感染の人は感染リスクは高くなるだろう。

 

世界に目を向けると、人口が3倍程度いるとは言え、アメリカの様に25万人も死亡者が出るのは、異常な状況だと思う。

死んでも自由を守るという国(本当かな?)と、死ぬのは嫌だという国の、国民性の違いか?

 

東京都539名>大阪府415名>北海道234名>愛知県211名>神奈川県193名、首都圏1105名、全国比43%

世の中が神経質になる。

やはり、全国比が下がらないので蔓延する傾向にある。

日本でもすでに辛抱ができなくて制御ができない人たちが増えてきた。

ここまでくると、経済擁護派の言い分は、新型コロナは風邪のようなものと矮小化するしかないだろう。

しかしながら、欧米の例の様に例え死亡率が低くとも、大量に感染者を出せば、ただでは済まないし、現実に、再ロックダウンしている国もある。

また、経済が回らないことで自殺者が増えるという議論も怪しい場合がある、10月の自殺者が2,000名という数字を出して、コロナの死亡者より多い・・・などという議論を振り回すコメントがあるのだが、まず、自殺者の2,000名がすべて経済的な事由で自殺したかどうかはわからない、最近育児ノイローゼから自殺した女優がいたのだが、意外と経済的な事で自殺した人の割合は少ない、さらに言うと、平成27年10月の自殺者は、今年の2,000名よりはるかに多い、とすると、平成27年には何があったのだろう?私に大事件は思いつかないのだが・・・斯様に、直近のデータからの差異だけを信じて、理屈をくみ上げてそれをかたくなに信じるというのは、ちょっとご免こうむりたいところだ。

それよりも、飲食・旅行業など、全てではないが、どちらかというと「不要不急」のことで事業を営む体制になってしまった我が国の産業構造にも問題があると思う。

昭和36年生の私は、貧乏だった日本の片鱗を体験しているからなのか、旅行も外食も無くて気にならないし、母親の介護の関係上、ここ十年以上、今の普通の人から見れば「自粛」と言われるような生活を続けている。

実は、この国が破綻したところを見た人がいる、終戦直後の日本を生きてきた人たちだ、今のような時期にはそういう人たちの知恵を聞きたいところだが、世代間での断絶や高齢化によって難しくなっているのかもしれない。

What Makes This Song Great?

www.youtube.com

彼のチャンネルで「What Makes This Song Great? 」というシリーズがあり、過去にヒットした名曲を分析しているのだ。

私たちの世代は、海外の音楽(洋楽)は、日本の音楽よりも進んでいるというイメージをもっていて、歌詞なんかわからないのに、かつては喜んで聞いていたのだ。

だから、彼のシリーズはとても興味深く見ることができる、はっきり言って、何を言っているのかは半分以上わからないのだが、なんとなく、伝わってくるので、わからないなりに見て楽しんでいる。

ある時は、サウンドメイク、ある時は、コード進行やスケールにまで言及する本シリーズはとても面白い。