もう一度基礎に戻る
新規感染拡大が止まらないので、GoToキャンペーンが見直しになった。
しかし、GoToトラベルとの因果性はあまり見られないという見解もある。
また、寒くなってウィルスが活性化してきたという指摘もある。
私は、以前より自民党の政策には不満もあるのだが、ここにきては、支持も不支持もない、どうすれば乗り切れるかを考えていくしかないと思う。
別に、来年のオリンピックがどうなろうと構わない、今のままでは、社会的な分断が酷くなりすぎる。
明らかなのは、ロックダウンすれば新規感染者数は減るという事実だ、その場合、経済推進派は(まったく)納得いかないはずだ。
そうすると、今できる解決策は、私もいつも聞いていながら聞かないふりをしていたこと、ただ一つしかない、しかも、多分効果的だ。
それは、第一波のときに耳が痛いほど聞いてきたことを徹底的にやるしかない。
うがい、手洗い、人と会うときは極力マスクをつける、三密をさける、不要な時は外出を控える。
現在は、基本的なことができない状況で感染拡大している事例がほとんどだと思う、それを「緩み」と名付けた人もいる。
経済擁護派も、これについては納得せざるを得ないだろう。
自粛ではない、感染拡大を防止するための基本的なことを徹底してやることだ。
「自粛警察」として批判されたことがあるが、これは自粛ではない。
ビジネスだとか、観光も含めて、移動すれば良い、しかし、感染対策が十分にできない状況(自らの状況であるかもしれないし、飲食店や宿泊施設の状況がそうかもしれない)ならば、途中であろうと引き返すという決断だ。
安いのだからとか、もう取り掛かってしまったから、というのは言い訳にしない、危ないと思ったら「そこで止める(引き返すとか、帰るとかする)」ことだ、それができれば、驚くほど感染者は減る。
新型コロナウィルスは、人の弱さについての教訓を与えてくれる。
単に運が良く感染しない人も多少はいるだろう、しかし、きちんと感染対策をしていることで感染せずに、コロナ禍の前のような普通の生活を送っている人も多数いるはずだ。
また、エッセンシャルワーカー対策を予防措置として政府は支援策を打ち出しておくと良いと思う、彼らこそ逃れられない。
さて、現実としては、GoToキャンペーンは見直しになった、感染対策はそれほど難しことではないのだが、それでも、どこかに、穴が開いていたわけだ。