誰がために鐘は鳴る(ヘミングウェイ著)
冒頭のジョン・ダンの詩が良いと言う人がいた。
こんな詩だ、
なんびとも一島嶼(とうしょ)にてはあらず
なんびともみずからにして全きはなし
ひとはみな大陸(くが)の一塊(ひとくれ)
本土のひとから そのひとひらの土塊(つちくれ)を
波のきたりて洗いゆけば
洗われしだけ欧州の土の失せたるは
さながらに岬の失せるなり
汝(な)が友どちや汝(なれ)みずからの荘園(その)の失せるなり
なんびとのみまかりゆくもこれに似て
自らを殺(そ)ぐにひとし
そはわれもまた人類の一部なれば
ゆえに問うなかれ
誰(た)がために鐘は鳴るやと
そは汝(な)がために鳴るなれば
今まで、海外の名作は余り読んでこなかった。
哲学や宗教的な内容が含まれていると、そこで思考が停止してしまっていたからだ、ひたすら、小説は「面白いもの」へ逃げた。
最近、古本でそういう名作が安く出回ってきたので、読んでみる気になった。
案外、浅い考えで本を読んでいる。
「ヘミングウェイは、一冊300円になったら読もう」・・・そんな具合だ。
食わず嫌いというが、やはり読んでみると面白く参考になる。
もっと、早く読むべきだった。
さて、このジョン・ダンの詩をどう解釈するのか?
形而上的(キリスト教)的にそのまま解釈するのか?
それとも、人間中心で考えるのか?
そもそも、
この内戦の意味は何か?
殺戮の意味は何か?
時間の意味は何か?
人間の命は本当に大切なのか?
ロバート・ジョーダンが最後(期)に掴んだのは何か
それが、この詩の内容なのだろうか?
こんな詩だ、
なんびとも一島嶼(とうしょ)にてはあらず
なんびともみずからにして全きはなし
ひとはみな大陸(くが)の一塊(ひとくれ)
本土のひとから そのひとひらの土塊(つちくれ)を
波のきたりて洗いゆけば
洗われしだけ欧州の土の失せたるは
さながらに岬の失せるなり
汝(な)が友どちや汝(なれ)みずからの荘園(その)の失せるなり
なんびとのみまかりゆくもこれに似て
自らを殺(そ)ぐにひとし
そはわれもまた人類の一部なれば
ゆえに問うなかれ
誰(た)がために鐘は鳴るやと
そは汝(な)がために鳴るなれば
今まで、海外の名作は余り読んでこなかった。
哲学や宗教的な内容が含まれていると、そこで思考が停止してしまっていたからだ、ひたすら、小説は「面白いもの」へ逃げた。
最近、古本でそういう名作が安く出回ってきたので、読んでみる気になった。
案外、浅い考えで本を読んでいる。
「ヘミングウェイは、一冊300円になったら読もう」・・・そんな具合だ。
食わず嫌いというが、やはり読んでみると面白く参考になる。
もっと、早く読むべきだった。
さて、このジョン・ダンの詩をどう解釈するのか?
形而上的(キリスト教)的にそのまま解釈するのか?
それとも、人間中心で考えるのか?
そもそも、
この内戦の意味は何か?
殺戮の意味は何か?
時間の意味は何か?
人間の命は本当に大切なのか?
ロバート・ジョーダンが最後(期)に掴んだのは何か
それが、この詩の内容なのだろうか?