110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

異常気象というかこれが普通かもしれない。

(今年の)9月末までのこの暑さは異常だろうと思って検索したら、2013年の猛暑の時の記事があった。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/36816 

この記事の中で気象予報士森田正光氏は以下のようなコメントをしている。

(以下引用)いま、学問の世界では、地球温暖化説と寒冷化説、両方が議論されています。

 先月、東京大学大気海洋研究所の渡部雅浩准教授が、'00年から地球の温暖化が止まったように見えるのは深海の水が熱を吸収したからだと発表して、温暖化説が優勢になってきました。

 温暖化で台風は増えるという説と減るという説があるのですが、いずれの場合も『今後は台風が巨大化するだろう』と予測されています。これはもう避けられない運命だろうと、私は思っています」

 日本に住む限り、もはや異常気象から逃れるすべはない。生き残るための備えをするなら、いましかない。

週刊現代」2013年8月31日号より(引用ここまで)

気候は既におかしくなっていたわけで、(現在も被害が続いている)千葉県の惨状も6年前には、学術的には予測されていたという事も言えそうだ。

再び「想定外」の言葉が世の中に聞こえてきたのだが、こういう(過去の)記事を見ると、「想定外」ではすまされない様にも思う。

日本は、少子高齢化という問題に直面しているのだが、それとともに、明らかな気候変化(による自然災害)に対応することも肝要だと思われる。

政治(家)そして国を動かしている官僚は、この辺りどうするのだろう?

自分たちだけは被害にあわない高台に上ることを(まず)考えるのだろうか(なんてね)?