台風19号
かつてない規模の台風が関東に直接上陸という予告と、先だっての15号の被害もあって「(東京あたりも)凄いことになる」との触れ込みで、プチ買い占め騒動まで引き起こした今回の19号だったのだが、確かに強大な勢力で、今まで見たことも聞いたこともないような雨を降らしたのだが、そして東京でも二子玉川駅のあたりで多摩川が氾濫したのだが、(以下大変失礼な記述だ)意外と台風の中心がよぎった割には被害が少ない。
却って、長野県、新潟県、福島県、栃木県等々、中心から離れていたり、上陸後だから勢力は衰えるだろうと思っていた地域が散々なことになっている。
最近良くこういう術語を予期せぬところで使われることに遭遇するのだが、まさにこれを指して「想定外」の被害というのではなかろうか?
思うに、台風の規模が大きすぎて、台風の中心付近が実質的に強かったのではなく、長時間(今回の場合)雨が降り続ける事になった「周辺部」での勢力が相対的に強くなり、合わせて被害が大きかったのではないのだろうか?
(素人の考えでは)中心部は強力だが直ぐに抜けてしまうし、一時的に「目」に入れば勢力が弱まる、しかし、周辺部はそうもいかないということだろうか。
また、台風の中心からの距離もあったので、少し安心していて、準備もそれほどできていない状況かな(東京上陸中に「長野県千曲川の氾濫」というニュースは意外だったからね)。
「想定外の台風」と今回は感慨が深い、先の15号と合わせても不思議な事象だ。
さて、本日深夜(2時ごろ)の東京は風もなく静かな晴天(月夜)だったのだが、今は、吹き戻しの風が吹いている、台風の大きさを実感できる状況だ。