110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

天気の子と台風19号

この映画は見ていないのだが、いくつかのレビューを読んで考えて見ると、今回の台風と重なる光景が見えてくるようだ。

簡単なことは大雨が降るということはこういう災害になるということだ。

多くの人が、生活に困窮し、最悪死に至る、復旧にも多数の労力が掛かり、そして、その期間は長く続く(昨年、一昨年の洪水被害も全て復旧したわけではない)、先進国と言われる人間の社会ではそこに多額の費用が掛かる。

いつも、こういう状況を見るとこういう反省をする「もし、事前に対策を取っていたら・・・」、もし堤防の補強工事が前倒しになっていたら、そのコストは今回の災害を大きく下回ったことだろう。

(話は飛躍するが象徴的なので)あの原発事故も発生した後で振り返れば、些細なことのように思える(予備電源の格納場所とか防水措置とか)。

しかし、一度起きたあの事故は数十年、下手すると百年単位で影響を及ぼすだろう。

人間の文明は今回の台風に対しても良く対応したと思う、しかし、今のところそれ以上に自然界の方がスケールが大きい、例えば太陽からくるエネルギー一つとってもそうだ。

だから、あの映画の状況が今回の台風と重なって見えてきたとき、私だったら、どういう結論を望むのだろうかという疑問が浮かんできたのだ。

(当然)正しいと言える回答はない。