北野書店が店を閉めるようだ
北野書店は西武池袋線東長崎駅にある書店で、多分私がこちらに越してきた時(昭和63年ころ)からあったはずだ。
先日、ふと中をのぞくと、書架はほとんど空っぽでオーナーが本の整理をしていた。
長い事やっていたことを考えると、いつ店を閉めてもおかしくはないのだが、やはり感じるところがある。
私事ながら、この書店はある時期Linux関係のムック本が何気なく置いてあって、この界隈ではほとんど買われないだろうこの手の本を良く買っていた。
そして、この商店会でフリーマーケットをやると古い岩波新書を50円くらいで出すのでそれも(手あたり次第10冊とか)買っていたけれども、来年からはなくなるんだね。
書店にも、紙の本にも、そして人間にも寿命というか引き際があるのだが、それを目撃する方も妙に寂しい気持ちになるものだ。
一時期はこの小さな駅にも古本屋を含めて書店が4軒くらいあったのだがついに1軒となってしまった。
時代の変化であろうか、それとも、理性の衰退であろうか(後者だったらやだな)?