110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

トラック運転手が将来不足する

トラック運転手が大量定年、迫る”物流崩壊”

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200223-00010000-newswitch-bus_all

という記事があった。

少子高齢化の影響ということだ。

確かに単純に見える業界、例えば、コンビニやスーパーの店員、そして、本記事に指摘されているドライバー、本当は難しいのだが、何故か賃金の安い、保育士、看護師、介護士などなど・・・

上の記事のコメントを見ると、自動運転ができるようになるから大丈夫というのがあるのだが、物事には「過渡期」というのがあって、老人が40%になる世の中でAIが上手く対応できるかどうかは、日本のソフトウェア開発力がどうなんだろうかということと併せて考えるべきだね、いや、ソフトウェアはOKでも行政のAI対応力、例えば、マイナンバー制度の現状を考えてみると、社会への適応可能性はどうなんだろうね?

奇しくも、本件の趣旨を書いてしまったのだけれども、いかに、いわゆるホワイトカラーが優秀でも、その手足が必要で、そういう仕事をする人は確かに給料が安いとか専門性がないとか様々な指摘ができるけれども、彼らの働きがなければ、優秀な頭脳のアイデアも、絵に描いた餅にしかならない事が結構あると思うよ?

雑菌は嫌だから、全て殺菌してしまうという発想は一見良いかもしれないのだが、もしかすると、生態系を維持するのに必要な位置にその雑菌がいるのかもしれないことは忘れてはならないよね(酷いたとえだな)。

そうそう、王様は搾取される市民や奴隷がいるから成り立つんだよ・・・

ということで、未だに不思議なのは「経済成長」という看板を外して国の将来設計をすることはできないかということなんだけれどもね。

確かに、衣食住ができる、ぎりぎりの生活になるかもしれないけれども、生きていければ良いと思うのだけれどもね(ただし、食糧自給率40%以下の現状は厳しすぎる)?

とある未来予想の本に「日本は2040年に再び戦争をする」というのがあったけれども、このまま推移するとそういう声が出てきてもおかしくないかもしれないね。

「諦める」とは「明らめる」につながると何かの本で読んだ記憶があるのだが、今は、奇跡的な繁栄の後始末なのだから、それ(衰退)を覚悟しても良い様にも思うのだけれどもね。