110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

日本の弱いところ、コロナ対応と似ている

オンライン申請で情報流出 雇用助成金、システム不具合 厚労省

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200520-00000065-jij-pol

 

日本は今回のコロナ禍対応では、比較的軽く切り抜けている様に思う。

それは、どちらかというと、個々の国民の自粛によるところ(属人的な要素)が大きく、台湾や韓国の様にITを活用しているという(技術的な要素)ところは見劣りする。

今回の記事も正にそこが指摘されているのではないのかな。

皮肉を込めて言えば、未だに、昭和っぽい国だよね?

そして、政府はAIの活用と言っているけれども、基本的な情報ネットワークが信頼できないとなると、サイバー攻撃に対して情報が「ザル」の様になってしまうよね?

この状況でマイナンバーの統合なんてしたら、下手すると、一国まるごとの個人情報を提供しかねないね?

だからなのか、未だに、重要なところが、紙とかFAXとかういう旧態的なもののによる旧世代のセキュリティ(?)に頼ることになるよね?

コロナ禍は現代風なウィルスだと思ったのは、そういう情報ネットワークというものに似ているからなのかもしれないね。

物理的・技術的に情報ネットワークの強度をを上げることは、日本の技術でも可能だと思うのだが、政府関係者など「使う人」のスキルを上げることは、数十年単位で達成されることなわけで、そういう見地からすると、早々に北東アジア(韓国・台湾・中国)のレベルに追いつくには、もう民間委託するくらいの度量がないと無理だろうね。

これは、現在の官僚のシステムを考えると絶望的なことだけれどもね。

 

ちなみに、私は未だにPCとガラケーを利用しているので、意見は(一見)対立する立場なのだが、ホリエモンの「最新のスマホ使えない奴はバカ」みたいな発言は、ある意味凄く愛国心があるものだと思っている。

「使われる」ではなくてね・・・

 

追記、こんな記事を書いたら、東京都でFax集計のミスがあったという記事が出てきた。

都感染者40人程度の報告漏れ

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6360339

この事件はコロナ対応としてはたいした影響は無いと思う、しかしながら、この国がIT(情報技術)に対して、相当な後進国であると証明になったということが大きな事件だね。

例えば、10万円の給付金の電子申請のエラーなんて、本来はシステム側でいくらでもサポートできるのに、そういう初歩的な対策がされていないという「悲惨な現実」がここに来てよりはっきりしたというだけでしかないね。

繰り返すけれども、隣近所の、台湾、韓国、中国と比較して、一般の人々のITの利用レベルは、数十年レベルで遅れていると思うよ、少なくとも、私は、そう自覚している。

上にも書いたけれども、私、未だに(機種サポートの切れた)ガラケーとPCだからね、ハードについて考えれば、時代の流れから10年位は取り残されているよね。

でも、スマホを使えるからリテラシーが高いと考えているわけでもないよ・・・この意味わかるかな?