誹謗中傷について
SNS上での誹謗中傷について議論が行われている。
これについて、どう考えていくべきだろう?
とにかく、最後の一線を越えてしまうことは避けなければならない、のだが、その判断が難しい。
また、誹謗中傷する側を一律に悪者に見なしているのだが、それをする側の状況も考えて見なければならない。
丁度、京アニの事件の主犯者、青葉信二容疑者の捜査がはじまっているのだが、普通に考えると、彼の犯行の言い分は、自分勝手なものとしか思えないのだが、当の本人にとっては、きちんとした理由であったと犯行当時信じていたはずだ。
そう、なんらかの状況で、他人の誹謗中傷を確信してやっている人も、少なかろうがいるということは考えていかなければならない。
そして、その他に、単に時流に乗ってしまい、よく考えもせず、面白がって、誹謗中傷をしてしまう人もいるということだ。
木村花氏の事件は「結果的に」誹謗中傷した人たちに非があると思う。
その為に、今、世論そして政治が動いているよう思う(政治が動く時は言論の自由についても一緒に考えたほうが良い)。
しかし、誹謗中傷者の中にも、状況的に追い込まれた者がいないかどうか、当然、それを発見することは難しいことだが、それを、考えの隅に置いても良さそうに思う。