110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

加藤官房長官「虚偽答弁の固定した定義は国会の中にない」

加藤官房長官「虚偽答弁の固定した定義は国会の中にない」
12/25(金) 13:26配信 産経新聞
 加藤勝信官房長官は25日の記者会見で、国会答弁における「虚偽」の定義に関し、「何をもって虚偽答弁というかは、必ずしも固定した定義が国会の中であるとは承知していない。使われる文脈によって判断されている」と述べた。加藤氏は例示として広辞苑を引きながら、「『真実でないこと、また真実のように見せかけること、嘘、偽り、空言』といった言葉が並んでいる」と紹介した。
 安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前夜に主催した夕食会の費用を補填した問題をめぐり、立憲民主党などは安倍氏の過去の国会答弁について「虚偽答弁」などと主張し、政府・与党を追及している。 

政治と言うものはどういうものなのだろうか、加藤氏は、その言葉の意味をもとに学者のような話をした、いわく、言葉の定義は難しい(多義的だ)。

しかし、そういう話をすればするほど、現在の大きな課題である、コロナウィルス新規感染者拡大に対する、政府要請の実施が難しくなる、いわく、政府の言っていることがきちんと定義されていないので従うことができない、と、国民は、しっぺ返しをしているのが現状ではないのだろうか?

かくなる上は、法的に統制するしかない、と言うところまで行くと、もはや、憲法に抵触するどころか、民主国家としても危うい。

あらためて、加藤氏のこの発言について、政治とはどういうものかをお聞きしたいものだが、まぁ、回答してくれても、何かが変わるということでもなさそうだ。