110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

学術会議の問題とともに議題に挙げても良さそうなこと

国立大学法人法による大学職員の地位(みなし公務員、すなわち国家公務員でなくなったこと)、支援は低下し国からの干渉は強化されたのではないか?

その他、私立大学の現状はどうなのか?

それを受けて今回の学術会議問題を考えてみることが一つ重要なことだ。

その状況を踏まえたうえで、以下の記事を見ると、政府は何を考えているのだろうかといぶかってしまう。

文科省、国立大に弔意表明求める 故中曽根康弘氏の合同葬
10/14(水) 19:08配信 共同通信
 17日に実施される内閣と自民党による故中曽根康弘元首相の合同葬に合わせ、文部科学省が全国の国立大などに、弔旗の掲揚や黙とうをして弔意を表明するよう求める通知を出したことが14日、分かった。13日付。
 政府は2日、合同葬当日に各府省が弔旗を掲揚するとともに、午後2時10分に黙とうすることを閣議了解。同様の方法で哀悼の意を表するよう関係機関に協力を要望することも決めた。加藤勝信官房長官は2日付で、萩生田光一文科相に周知を求める文書を出した。
 文科省はこれに基づき、国立大や所管する独立行政法人などのトップに対し、加藤長官名の文書を添付して通知を出した。

政府、具体的には菅総理は、学術会議の時には「公務員」ということで審査の秘密性を強調したわけだが、ここにおいて、一般の人間(私)に誤解を生むような表現である「国立大」だが、その実態は、実質的には「独立行政法人」であり、職員は「みなし公務員」だということを勘案すると、政府は意図的に日本の学術会のうち、少なくとも大学の学問レベルを「意図的に低下させていると指弾されてもおかしくない。

それでも学術の世界に将来があるという方がいるならば(少なくとも政府や文科省は建前上そう思っているだろう)、丁寧な説明を求めたいところだね。