110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

大雪死者、70歳以上が7割 除雪中転落など70人

実はこの記事のコメントがすごく参考になるのだが、掲載しきれないので断念した。

概ね、雪の降らない地域(東京)の人は、この記事にあるような高齢化や過疎化で納得してしまうだろが、そういう豪雪が降る地域に住んでいる人のコメントは、より現実的で、雪の対策も進んでいる家などもあるらしいので面白い(その場に住んでいる人にとっては切実な問題だが)。

そういえば、雪を溶かす仕組みの屋根が、雪の重みでポッキリ折れてしまったというガソリンスタンドの記事が出ていたので、技術力を過剰に信頼するのも問題なのかもしれないね。

大雪死者、70歳以上が7割 除雪中転落など70人 北海道、東北、北陸で
1/24(日) 7:27配信 時事通信
 今冬の記録的な大雪による北海道と東北、北陸の死者が、10道県で計70人に達したことが時事通信の集計で分かった。
 除雪作業中に屋根から転落するなどの事故が多く、70歳以上が48人と約7割を占めた。降雪が短期間に集中したことや、豪雪地帯の過疎化、高齢化が背景にあるとみられ、自治体の担当者は「雪下ろしは近所に声を掛け、なるべく2人以上で」と呼び掛けている。
 気象庁によると、今冬は降雪量が非常に少なかった昨冬と異なり、昨年12月14~21日と12月30日~今年1月3日、1月7~11日の計3回大雪が降った。死者数は昨年12月14日から今年1月20日までの期間を対象に、各地の自治体や警察への取材を基に集計した。
 死者が最も多かったのは新潟県で14人。次いで秋田県の13人、北海道10人、山形県9人などと続いた。年代別では70代が24人、80代以上も24人で全体の約7割を占めた。
 原因別では、雪下ろし中の転落や除雪機に巻き込まれる事故、体調不良など除雪作業中が多かった。集計の対象外だが、今月19日には宮城県内の東北自動車道で地吹雪による約140台の多重事故が起き、1人が死亡、18人が重軽傷を負った。
 自治体の担当者は、例年より早く短期間に大量の雪が降ったことも一因と指摘する。4人が死亡した秋田県湯沢市の担当者は「今冬の降り方は特異。業者を頼んでも1カ月待ちで、お年寄りも自力でやるしかなかった」と話す。
 秋田県総合防災課の担当者は「年末年始に家族が帰省できず、雪下ろしができなかった」と新型コロナウイルス感染拡大の影響を示唆。「高齢化で雪下ろししてくれる人も減り、社会全体の問題だ」と話した。
 新潟県の担当者は「雪国の人にとっては毎年の作業だが、ヘルメットをかぶるなど安全対策を守っていれば、死亡しなかった事例もあるはずだ」と強調。「1人だと事故時の発見も遅れてリスクが高まる。やむを得ない場合でも、近所に声を掛けるなどの対策をしてほしい」と訴えた。