110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

20年前以上の忘れ物を精算した

別のものを探そうとあちこちとほじくり返していたら、使っていないトラベラーズチェックが出てきた。

それがあることは知っていたのだが、家のどこかに紛れてしまって今となってはわからないと思っていた。

しかし、小遣いにも難儀している「今」では、渡りに船だ、多少でも足しになればと思って換金しようと思ったのだ。

調べてみると、そのトラベラーズチェックは失効するわけでもなく、現在でも換金できることはすぐわかったのだが、それでは、どうすればよいかという「手順」は、はっきりしなかった。

利口(スマート)な人は、一度、電話などで問い合わせをするだろうし、海外旅行に慣れている人ならば、こういう疑問すら無いのだろう。

そんなわけで、Web上の銀行の店舗案内で「外貨両替」できる店舗に絞り込んで、それをもとに(飛び込みで)行って見たら、「当支店では取扱できない」ということがわかった。

どうすればよいかのと言うと、外貨の両替専門店があるのでそこへ行ってくれ、ということだった。

まぁ、こちらも20年以上前の「亡霊(トラベラーズチェック)」を持ち込むわけだから、余り、気分を害させてはいけない。

その、当支店では取り扱えないという回答をもらうのに20分も30分も待たされようが、換金できる場所のパンフレットをもらうときに「その店が今日営業しているのかはわからない」などと、最後にダメ出しされても、めげない、一応、お義理でも「ありがとうございました」と言って退出はした。

さて、その両替できる所とは、今年還暦になる私には、ちょっと小ぎれいなパチンコの両替所のようなところに見えた、どうも、その銀行の系列会社のようだ。

まぁ、ここでも結構大変だったけれども、それは置いといて、ここで働いている人の忍耐には恐れ入った、頭が下がる思いだ。

そんなわけで、無事換金1100ドルで、11万6千円ほどになった、当時と比べて、利益が出たのかどうかは調べればわかりそうだが、どうでもいいや。

あと10年後、70歳になっていたら、たぶん、途中で面倒になって諦めたと思う。

手順がどうのこうのというよりも、自分の気力・体力の衰えの方でだめだろう。