110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

東京都266名、首都圏389名、全国比40%

このところ、東京都の新規感染者数が増加するのか、現状維持なのか、減少するのか、読みづらくなっている。

たとえ意図的でなくとも、検査数には上限があり、日々ばらつきがある。

だから、第1波のように、明らかに検査数を患者の数が大きく上回るような状況が来るのか来ないのかは、死者や重症者数、医療体制の観点からは読めない、日々の感染者数と年齢構成・発症地域・感染自由などから推測していくしかない。

とにかく、可能な限り検査数を増やすという政策ならば、日々の感染者数のトレンドだけで先々を予測しやすいのだが、検査数の頭打ちがあると、例えば、陽性者数の増加から類推するなど、新たな手順も必要になる。

どうも、日本人はこの統計と言いやつが苦手な様だね、インターネットで世界を支配しているGAFAなんて全て統計をもとに動いているのにね。

これでは、世界的なIT系の企業を育てられないわけだ。

脱線はさておき、この新型ウイルスを温存したままで夏を乗りきるのは避けたほうが良いと思う。

都や政府も、国民1人1人の判断での自粛を要請しているのだが、非常事態宣言が解除されてもほぼ自粛している国民がかなりな数いることを、判断するべきだ。

それが、最近爆発しそうで、なかなかしない東京都のような、新規感染者数の出方に反映していると思う。

何が言いたいのかと言うと、既に、自粛している人は、これ以上自粛できないということだ。

感染拡大抑制のためには、その自粛が足りていない部分を、行政措置としてとしてどう補えるのかという、相当高度な判断が必要だ。

その為には、東京都は夜の街を封鎖すればよい・・・などという、既に、現状と乖離した判断をしないことがとても大事だ。

世論を安心させるリップサービス(夜の街と言えばほとんどの都民には関係ない職種だからね)として、また他地域の適当な評論家の持論としては、まぁ許せるとしても、都民をお膝元に置くと職員レベルで未だにそのレベルだとすれば、お先真っ暗という感じかな、既に全国感染の責任の何割かは東京由来のはずだからね。

だれかやらないかな、東海道・山陽新幹線の累積乗降客数とコロナ感染の相関関係。

東京が燃えていた時に、次に異変に気付いたのは大阪(新大阪)で、その次が、愛知(名古屋)や福岡(博多)で、この順番で、乗降客が多いのではないかな?

そして、盲点として、神奈川(新横浜)があるが、ここは在来線の往来も多く、早くから怪しかったので隠れている様に思うのだ。

そういうメジャーな駅から感染が拡大して、その後、こだま停車駅がそれに引きずられる感じで拡大する。

なんてね?

追記 首都圏の数字と全国比を追記したのだが、全国の感染者数が多く、首都圏の比率が激減している、しかし、別に、首都圏での感染者数が明らかに減少に転じたわけではなく、その他の地域での新規感染者数の伸びが凄まじいのだ。

残念ながら、安倍さんは、余り乗り気ではないだろうが、また、コロナ感染拡大阻止の施策をする以外なくなったと思う、国会も再開するしかないだろう。

まぁ、米国並みになるまでは放っておくという手も有るが、我が国も、時代は変わり国民の価値感も変わったとはいえ、それでは、次期自民党政権はないだろう。