110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

若者「感染の恐怖感なくなってきている」…都心の人出、30歳代以下が7割

若者「感染の恐怖感なくなってきている」…都心の人出、30歳代以下が7割
7/28(水) 0:45配信 読売新聞オンライン
 新型コロナウイルスの新規感染者が27日、過去最多の2848人に達した東京都では、若い世代の感染拡大が鮮明になっている。最近1週間の感染者に占める30歳代以下の割合は約7割。感染者増加の要因とみられる人出も多くを若い世代が占めており、都は危機感を募らせる。
 「緊急事態宣言は4回目。慣れてしまって、感染する恐怖感もなくなってきている」。27日午後6時頃、東京・渋谷のスクランブル交差点前で、足立区に住む男子大学生(21)はこう話し、友人と飲食店に向かった。
 渋谷センター街では渋谷区が「20代、30代に感染が増えています」などとアナウンスを流しているが、若者らによる混雑は夜になっても続いた。友人と居酒屋で酒を飲んだ女子大学生(20)は「若者は重症化する人が少ない。男友達も感染したが、せきなど軽い症状だった。自分も大丈夫だと思っている」と話した。
 東京都の最近1週間(21~27日)の感染者は20歳代が34%で最も多く、次いで30歳代が21%だった。10歳代は9%で、30歳代以下が全体の約7割を占めた。高齢者が大半だった冬の第3波と異なり、明らかに若者の感染が増えている。
 その一因と考えられるのが、若者を中心とした人出の増加だ。
 ソフトバンク系列のIT企業「アグープ」が携帯電話の位置情報から滞在人口を推計したデータによると、宣言が発令された7月12日以降、渋谷、新宿駅周辺の人出は、前回宣言時(4月25日~6月20日)に比べ、10~20%増えた。
 人出の多くは若い世代が占めているというデータもあり、NTTドコモの「モバイル空間統計」では、今月25日(日曜日)午後の渋谷、新宿駅周辺の人出の6~7割は15~39歳だった。
 都は若者の利用率が高いSNSを通じて、感染対策の徹底を呼びかけているほか、8月上旬からは、青山学院大や一橋大、都立大の3か所にワクチンの大規模接種会場を開設し、学生らへの接種を進める方針だ。小池百合子知事は27日、「若い方にワクチンを打ってもらうことが重要だ」と話した。

 自分が優位な立場にあるならば、感染拡大させる原因になっても構わない、という発想は、自由社会、資本主義のもとでは、ありがちな考え方だと思う。

それを否定するつもりはない、ああ、そうなんだな、という感じ。

でも、この考え方は、同様に、例えば、お金持ちが優遇されて、貧乏な人が困窮してもかまわない、という理屈と同じだ。

これを、あまり長いこと続けると、法律が変わって、個人の行動制限や、飲食店の営業規制が入るようになるだろう。

現在の国の考え方は、感染防止・抑制、医療崩壊を防ぐ立場から、緊急事態宣言を出しているので、強化されて、さらに経済的に急迫しても、それは、感染拡大させたことによる自業自得という風に捉えられても仕方がなくなるという可能性もあるし、そうせざるを得ないだろう。

まぁ、社会の捉え方が近視眼的になってしまったようで、コロナ禍に対しては、自分たちの世代に利があると考えたようだが、それは、回り回って自分の首を絞めることになるのではないかな?