110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

東京都4227名で、重症者は294名(+18)、死者は18名か・・・、首都圏10635名、全国比44%

感染を拡大しているのは人だ、政府や自治体に恨みつらみを言っても仕方がないことだと思うのだが、どうも、世間はそうでないらしい。

今日の、重症者の伸びには驚いた、それほど、救急車のサイレンの音も聞こえなかったので、なんらかの搬送システムの変更があったのかもしれない、また、重症者を収容する設備も増やしてきた効果なのか、いわゆる、入院の予備軍とも言える人々を計上できることによる結果がこの数字なのかもしれないと思った。

死者は多いね、増え続けている傾向だ。

最近は、肝心の、新規感染者を減らそう、人流を減らそうと、政府が口を酸っぱく言っている「最も基本的なこと」は無視して、医療現場はどうとかこうとか、夏休みがあけると、どうとかこうとか、砂上の楼閣のような議論に熱中しているマスコミもあるのだが、これは、無視したほうが良い。

昨年来言われ続けている、3密を避ける、手洗いうがいをする、外出時には(不織布の)マスクをつける、不要な外出を控える、を実行していて、現在も感染してないのならば、それを続けるべきだ、可能ならば、ワクチン接種をなるべく早く終わらせることだ、しかし、だからといって、行動パターンは変えないことだ、世の中には昨年以上にウィルスが蔓延しているからだ。

それ以上のスキャンダルな報道はあまり見ないほうが良い、なんとなく、見ている人を納得させるような構成だが全然役立たない、数カ月後には手のひらを返すようなことを言っているかもしれない。

もし可能ならば、2ヶ月前、3ヶ月前など、過去の感染データを振り返ってみれば良い、いかに、急激に増加しているかがわかる、そうそう、第4波の時の東京都の絶妙の対応も今更ながら見ても良いだろう、そして、困った時にはじめて、政府には先見性がないとか、対応が後手だとか、いろいろいちゃもんを付けて非難するが、そもそも、感染拡大の原因は、東京都ならば、東京都民とその流出入人口の関連であり、緊急事態宣言がいみじくも出されていた以上、緩んだとか、効果がないとか「言うのは自由」だが、それを招いたのは、そこに関わった人々のの総合力でしかない、ということを自覚するべきで、マスコミも、医療体制の不備をもとに政府対応を非難するとともに、これだけ感染者数を排出した都民それぞれにも責任の一端はあるのだから、可能な人は行動自粛してくださいというメッセージを同時に伝えるべきだと思うし、やはり、新規感染者数を抑えていくことが、地道ながら必要なことだ。

デルタ株の感染力は凄い、今までの感染対策では防ぎきれない、果たしてそうだろうか?

それは、感染爆発させてしまった、国民の言い訳、そして、自分を慰めるだけの言葉なのかもしれない。

例えば、首都圏を見るのならば、あきらかにひと桁は感染者が少ない山梨県に、教えてもらうことが必要なのかもしれない、そして、総じて感染者数が抑えられている、秋田県にも教えてもらわなければいけないのかもしれない。

それらは、いわゆる報道ではない、そこで、実践できていることを、東京都に住んでいる人も、やるつもりがあるのかどうかが、重要なことなのではないだろうか?

頭の中で、いくら、ぐらぐら動かしても、実践できなければ、なんの価値もない、ただただ、批判し続けるだけならば、何も、価値は産まない、いかに手際が悪くとも、少しでも先に進もうとするほうが、よほど有益なのだ。

人間は容易い方へ行ってしまう、国民や世論が、そうした安易な方向に行ってしまった結果が、現状なのだと気づけば、政府も、自治体も、ワクチンも、関係なく、回復できるのかもしれない。