110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

第五十五番 小吉

 本編はまさに雑事だ、例年ちかくの新井薬師に新年のお詣りに行き、破魔矢を取り替えおみくじを引くのが恒例なのだ。
 おみくじは、なんとなくそう思い当たる様に文章が組まれているといえばそうなのだろうが、ここのおみくじは経験的に結構当たることが多いように思うので、いつも、この新井薬師だけで引くようにしている。
 さて、本題で結論なのだが、今年引いたおみくじは「第五十五番 小吉」であった、なんとなく昨年のを取ってあるので見たら「第五十五番 小吉」であった。
 これは幸運なのだろうか?
 興味があるところは内容であろう。
運勢[雷火豊]
此のみくじに逢う人は、今は盛運だが、運命はめぐる小車(おぐるま)の理によって、間もなく衰運の来ることを覚悟し、今のうち其の備へをしなければならぬ時である。例えば大家の朽ち古びた如く、表面は盛大に見えても、内実は相当困難を含んでいるから此の際贅沢を戒め、智恵を働かせて大いに努めれば、まだまだ幸ひを保ち得るあらう。今までの豊かさに馴れた心にゆるみがあるため、油断からの損がある。争ひ事を堅く慎み、特に色難・火難・盗難を戒めよ。

 本ブログを書きながら、1年毎に運勢が変わるというのも勝手な思い込みかも知れないと反省したので、これは、まだ仕掛かり中の事、すなわち、未だに衰運の過程にあるということだろう。
 確かに、昨年は、遊興ではないがリフォームという大きな買い物をした、贅沢といえば贅沢だ、また、母親が入院し、その後施設に入ったりと慌しかった。
 年を重ねるということは、それだけ寂しくなるということは確かなのだからそれに備えていかなければならないのだろう。
 ひとつ、争い事というの内々のことながら気になることがある、私としては正論だと思うのだけれども。