110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

都議選が終わって・・・

 自分の住む新宿区を見ると、とりあえず票を入れた人は当選していた。
 また、自民党の現職が1人落選していた。

 自分の住むところは、新宿区とは言え端っこの方で、歩いて、中野区、練馬区、豊島区に行けるロケーションだ。
 そういうことが原因だったのかもしれないが、選挙演説などほとんど聞こえなかった。
 すなわち、候補者でこなかった人も何人かいた。
 また、具体的な政策を話した候補者もほとんどいなかった。
 今回は、一応、選挙らしく具体的に政策を述べたその人に入れた。
 だって、その他の候補者は、選挙していなかったのだからね。

 自民党都民ファでは比較する政策はあまりなかったよね?
 この対決は、一般民には「豊洲市場を推進してどろどろにした当時の主力政党」と「それじゃ、いけねぇってんで、正常化しようねの新しい政党」の対決だが、これでは、後者に入れざるを得ないよね。
 まぁ、自民党はバックアップするつもりで、大きなお世話をしたけれども、これは「驕り」ということだけでは考えられないように思うね。
 つまり、国民(都民)も大きく変わったんだよね。
(※実は、この点がいちばんある意味怖い状況だとおもうんだけれどね、秋葉原の事とかね)

 多数党が、都民ファになった現状、このロジックで票を入れた人が多いと思うんだけれど、大丈夫かな。
 いずれにせよ、豊洲移転だね。
 また、ほとんど政治経験がない新人都議が多数輩出されることになるが、これは、もう、小池都知事イエスマンにしかなり得ないよね。
 
 すなわち、今回の選挙の結果は、小池知事が大向こうを納得させられる都政を施行できれば正解だが、どこかでつまずくと、相当な痛手を都政にもたらす結果となるでしょうね。
 起爆剤としては、やはり豊洲市場移転問題にからみそうだね。

 ただ、これは民主主義、多数決の世界での結果であるから、「私は、自民VS都民ファのどちらにも組しなかったから」と高みの見物というわけではなく、明らかに政治の世界のある意味革命的な結果を見つめていこうと思う。
 (フランス革命の後日談にならなければ良いけどね)

 ちなみに、話題にはあまり出ないけれども、公明党という政党の位置づけをどうとらえればよいのだろうか?
 以前からそうだが、したたかな政党としての凄みを増してきているように思うのだが・・・