110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

私だけの違和感かな

 テレビを見ているときのこと、石原裕次郎記念館の閉館に伴って、石原裕次郎、まき子夫婦の馴れ初めの紹介があった。
 その中で(今では稀有なことだろうが)文通をしていたということで、その時の便箋に書かれた文章が映し出されて、ナレーターがその一部を読み上げた。
 で、そのナレーターの読み上げたところがクローズアップされて表示される?のだが、それが、当の便箋の該当部分を写すのではなく、それを活字化された文章だった。
 たぶん、これ作った人も、見ているほとんどの人も、違和感を覚えなかっただろうし、そんなに目くじらたてるほど重要ではないのかなとは思うのだが・・・・

 文通に使われた便箋も写されており、結構綺麗な文字で書かれているなぁというイメージだった。
 字が汚いから、アップに耐えないという印象ではなかった。
 それではと、穿った見方だが、この(手書きの)文字が読めない人が多いのではという配慮なのだろうか?

 これはとてもまずいような気がする。
 確かに手書きすることは極端に減ってはいるのだが・・・
 あと、字にはその人の人柄が出るとも言うしね。

 そういえば、手書きだと途中でやり直しできないよね。
 それしか手段がないから仕方なかった、という考え方はあるけれども、そういう人は事前に、下書きを作ったり、頭の中で内容を組み立てたりと、準備をするよね。
 そういう、事って意外と重要かもしれないね。

 まぁ、でも日本も変わったよね。