110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

今の状況だけで判断して良いのか

ある記事に違和感を感じることは誰にもあることだろう、表向きは、正論なのだが、何か違和感を覚える場合だ。

今回はこの記事だ。

”県またいだ移動”国と都の方針に温度差…

https://news.yahoo.co.jp/articles/214aa3e9ab6726e3a8433c8097fb5726ba2972b2

記事の要約としては、小池さんがこんな状況だから県をまたいだ移動の自粛をお願いしたのだが、国は県と県の移動は特に規制しないので、違和感があると言った、というもの…

コメントを見ると、小池さんの支持が多いのだが…?

選挙戦で忙しかったのか、感染者数が増えても、都内の自粛などせず、検査数が増えたこと、若者が多く重症化していないこと、夜の街(新宿区、のち、豊島区が増える)の比率が多く、感染場所が特定できているなどと、いかにも安心だとばかりの理由を言っていたのは誰だろうか?

都内の感染者の増加に呼応するように、首都圏の感染者も増え、明らかに、東京都で感染したとみられる人が県をまたいで感染を広めている事例も報告され、(東京都の)周囲の県知事が遺憾を表明する事態になったのだが、なぜか、ここにきて、小池知事が「県をまたいだ移動…」という発言をしたのだが、どう評価するべきだろうか?

確かに、国の下に、東京都はあるのだが、それまでの動きが国の方向と呼応していなかった気がするのだ。

小池知事の発言を追っていくと、明らかに前言と矛盾していても、全く悪びれずに、その時の世論の方向に合わせて「いかにもこれが正義だ」と言わんばかりの時がある。

そもそも、感染者が増えても対応を保留してきたのが「東京都」なのだから、その(悪い)実績を全くなしにして、今はこうだから、自粛のお願いが正当だなんて、知事が他人になったのならば許せるが、同じ人がいう事ではない…と思うよ。

まぁ、現在の内閣も、そういう意味では、あまり褒められたものではないけれどもね。

悪人同士が、「あいつは悪い奴だ」と、非難しあっているみたいだね。