110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

大阪の状況はどうなんだろう?

何故、今、大阪が追い詰められているのか?は、今後のコロナ対策の先駆となるために深く検討するべきだろう、特に、大都市では同様に感染拡大する場合があるので、早めの対策をとる上でも重要な事例だ。

札幌も同様な事態だが、そして、東京都も重症者が急増すれば一転するというバランスの上にある。

 

とりあえず、現在の方向記事をいくつか集めてみた。

「仕事急に休めぬ」「自粛続けば厳しい」 大阪モデル赤信号も梅田は通勤客で混雑
12/4(金) 11:25配信 毎日新聞
 新型コロナウイルスの感染拡大で、大阪府が非常事態を示す「赤信号」を初点灯させてから一夜明けた4日、府内では不要不急の外出自粛要請が始まった。大阪の玄関口・JR大阪駅周辺は通勤途中のサラリーマンらで普段と変わらぬ混雑ぶりだったが、飲食関係者からは長引く「自粛」に不満の声も聞かれた。
 JRや阪急など主要な鉄道駅が集まる大阪・梅田。足早に行き交う人たちを横目にしながら、大阪市天王寺区のアルバイト、林五十鈴さん(82)は「感染が怖いので、これまでも遊び歩くことは控えてきました」と語った。ただし、「ホテルでのベッドメーキングの仕事がある。宿泊者は半分ぐらいに減ってはいますが、急に休むわけにはいきません」。
 奈良市の男性会社員(43)は梅田にある飲食店に出勤する途中。「『赤信号』を点灯させるならばもっと早い段階に実施し、感染者を抑えてほしかった」と不満を漏らした。政府の需要喚起策「GoToイート」などで回復しつつあった客足は、感染拡大の「第3波」で減少気味だ。「宴会需要はないが、年末年始は忙しくなると期待していた。『自粛』が続けば厳しい」とため息をついた。
 JR大阪駅周辺でキャリーバッグを引いていた大阪府豊中市の男子大学生(20)と女子大学生(20)は、1泊2日の予定で岐阜県の温泉旅館へ行くという。「不要不急の外出かもしれないが、2人のスケジュールを調整して宿も予約してしまった」としつつ、「周囲の目は気になります。しっかりと感染対策をします」と話し、人混みの中を歩いて行った。
 大阪メトロによると、メトロ全線の利用者数(改札口通過人数)は11月27日時点で前年同期比25・8%減。8割以上の大幅減少だった最悪期からは回復しつつあるが、旅客需要は完全には戻っていない。「赤信号」の点灯から一夜明けた朝の梅田駅の客足について、担当者は「平年よりは確かに少ないが、ここ最近と比べると目立った変化はみられなかった」と話した。【野田樹、高橋昌紀】

 

大阪の外出自粛初日、通勤は混雑 「仕事でどうしても…」
12/4(金) 10:34配信 共同通信
 大阪府新型コロナウイルス感染拡大防止策のため、不要不急の外出自粛要請が4日から始まった。だがJRや阪急、阪神などの鉄道が乗り入れる大阪の中心街・梅田では、通勤時間帯はいつもと変わらぬ混雑ぶり。人々からは感染拡大を不安視する声が聞かれた。
 梅田の交差点には信号待ちの密集した人の群れができ、ロータリーにはバスを待つ人が行列を作った。兵庫県西宮市の会社員藤井敏夫さん(61)は「仕事ではどうしても大阪に来ないといけない。一人一人が対策をしているはずなのにこの感染者数は怖い」。男性会社員(19)も「仕事柄、テレワークはできない」と諦め顔だ。

 

赤く染まる通天閣、時短要請の飲食店「もうあきらめた」
12/3(木) 23:19配信 朝日新聞デジタル
 新型コロナウイルスの感染拡大がとまらないなか、大阪府は3日、「赤信号」をともした。ただ大規模な休業要請などは伴っておらず、経済活動にも配慮しながら収束をはかる構えだ。しかし危機的な状況にある医療現場はより強い対応を求める一方、街ではあきらめの声も聞かれた。
 午後8時、大阪のシンボル、通天閣大阪市浪速区)が赤く染まった。
 通天閣は府の要請で、その時々の警戒度に合わせた色に点灯してきた。通天閣観光の高井隆光社長(45)は「周辺のお店の人から『俺らを殺す気か』なんて言われることもある。今回の点灯は苦渋の決断」。
 大阪府大阪市は11月27日、同市中央区と北区で酒を提供する飲食店などに対し、今月11日まで午後9時までの営業とするよう要請していた。そこから1週間での「赤信号」。時短営業の要請が15日まで4日延長されることになり、飲食店はさらなる苦境が予想される。中央区のふぐ専門店「青柳」の店主、青柳勉さん(74)は、「この状況では、もうお客は来ない。あきらめている」とガランとした店内を見渡した。今冬の団体客の予約はゼロ。50席ある宴会場は空いたままだ。「ふぐ屋にとって12月と1月は1年分の稼ぎ時なのに……」(安井健悟、矢島大輔)
 「外出自粛でさらに人出が減れば、営業が成り立たなくなる」
 タクシー約180台を保有するナショナルタクシー(大阪市)の照屋勝晴専務は嘆く。例年なら忘年会シーズンの稼ぎ時だが、足元では飲食店への営業短縮要請などで、夜に勤務する運転手の売上高は通常の3割ほど減少。「赤信号」の点灯でさらに利用客が減ると見込み、運転手の出勤日数を抑えることも検討中という。
 東京や名古屋などへの高速バスや路線バスを運行している「大阪バス」(大阪府東大阪市)は、すでに感染対策として8日から1週間の減便を予定。担当者は「府や市の(赤信号)要請の中身を検討し、改めて対応策を考える」と話す。
朝日新聞社

 

同じ関西圏だと思うのに、何故、京都府は少ないのかという疑問に対する一つの答えがこれ、地域としては近接しているのだが、両府民性が異なるということなのかもしれない、これは絶対違う比喩だが、公家の街と商人の町の違いかというのが直感的に湧いてきた。

普通に考えて見れば、東京都が、いの一番に破綻していてもおかしくないはずだが、何故か、北海道、そして大阪府という順番になっている、やはり、そこに住んでいる人々の状況が感染拡大に影響を及ぼしているのだろう・・・という仮説は立てられそうだ。

追記:コメントを見ると「検査数が少ない」という意見もあった、これは、今後重症者数が増え医療が逼迫するようなら信憑性があがることだろう。

京都のコロナ感染者、なぜ少ない? 混み合う観光地、府民は避けた?考えられる理由は…
2020/12/4 10:30 (JST)12/4 12:50 (JST)updated ©株式会社京都新聞社
 全国的に新型コロナウイルスの感染拡大が加速している中、「なぜ京都の感染者数は少ないのか」との声が、京都新聞社の双方型報道「読者に応える」に複数寄せられている。大勢の観光客が全国から訪れているにも関わらず、近隣の大阪府兵庫県と比べても現時点で京都府は急激な感染増加に至っていない。対策に当たる自治体や医療関係者らに考えられる理由を聞いてみた。

■「繁華街の規模小さい」
 2日までの1週間合計で大阪府は2560人、兵庫県は845人の感染が確認されている。京都府は162人だった。人口千人当たりに換算すると大阪0.290人、兵庫0.155人、京都0.063人となり、現状では京都の感染は一定のところで抑えられているとも言える。
 京都府の幹部は理由の一つに繁華街の違いを挙げる。「感染リスクの高い接待を伴う飲食店などが多い大阪市のミナミ、キタや東京の歌舞伎町、札幌市のススキノに比べると、京都の繁華街は店舗の集中や規模が小さい」という。
 全国では繁華街などの会食で感染した後、同居する家族に広がっているケースが多いとされる。しかし、事業者側の感染対策も広がる中、京都ではここ最近、繁華街を起点にした大規模な感染拡大は確認されていない。宿泊施設などでも同様だ。
 紅葉シーズンで京都の観光地は休日になるとにぎわっており、感染予防に欠かせない3密(密閉、密集、密接)の回避は難しく思える。ただ、観光客と地元住民が直接接触する機会はそれほど多くないと考えられる。また、人出が多いとリスクが高いことは周知されており、府内の医療関係者は「混み合う観光地は府民が避けているのではないか」と推測する。

■「マスク・手洗い続けて」
 感染者をキャッチするPCR検査の件数は十分なのか。京都府は11月25日~12月1日の1週間平均で1日当たり641人件。同時期の大阪府は4257件、兵庫県が1460件だった。人口の違いを加味して比較すると、京都府の検査数は感染拡大が著しい大阪府に比べて2分の1の割合だが、兵庫県とは同程度で必ずしも少なくはない。
 対策に当たっている人からは、保健所や医療従事者の奮闘を要因とする声もある。京都府内では10月22日~11月25日に4施設でクラスターが発生しているが、府の新型コロナ専門家会議長を務める松井道宣・府医師会長は「保健所の積極的疫学調査で感染者の囲い込みができており、2次感染、3次感染が抑えられている」と強調する。
 また府の担当者は、京都大や府立医科大などの感染症専門医らによるサポートチームの役割も重要とする。感染者が確認された医療・福祉施設に派遣され、感染が広がらないようにきめ細やかな指導を行っている。
 今後、感染者数がある一定数を超えれば、積極的疫学調査を担うマンパワーが足りなくなり、感染が爆発的に広がる恐れはある。京都市の担当者は急増する大阪について「感染者数が多くなって感染の連鎖を追いきれなくなり、悪循環に陥っているのでは」とみる。
 松井会長は「感染が爆発して医療崩壊すれば、助かる命も助けられなくなる。平凡なことかもしれないが、マスクの着用や手洗いといった基本的な対策が有効であることは分かっている。積み重ねてきた今までの生活を続けてほしい」と府民に呼び掛けている。

蔓延が拡大すれば、第一波の時もあったように、自治体による隔離が行われる。

今回、そういう傾向が顕著になれば、前の時よりも徹底的になるだろう。

京都府大阪府との往来自粛呼び掛け
2020/12/4 10:57 (JST)12/4 11:13 (JST)updated ©一般社団法人共同通信社

大阪府新型コロナウイルス対策の独自基準「大阪モデル」で、警戒度を「赤信号」に引き上げたことを受け、京都府の西脇隆俊知事は4日、大阪府との不要不急の往来を控えるよう京都府民に呼び掛けた。