110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

東京都1278名重症者111名、首都圏2752名、全国比56%

東京都もまさに急速にグローバル化している(今回はあまり良い意味ではないのだが)。

しかし、アジア圏が比較的感染を抑えている状況を鑑みると、単に、20世紀の先進国とか、アジアの中での欧米化度が高いとか言うと、アジア圏から阻害されてしまうのではないかと、ふと思った。

後ほど追記するが、重症者数はどうだろう。

例えば、高齢者の割合が10%だとしても、上記の数字だと、127名ほどいるわけで、さらに、その10%が重症化すると12名が先行き重症患者の数に上乗せされることになる。

しかも、これは、症状が軽いとされる他世代を省いた数字であり、中高年層から、1人でも2人でも重症者が出れば、医療逼迫状況の現場では大変な負荷となる。

会社は、損益分岐点を越えた部分は利益となり嬉しいのだが、医療現場ではその受け入れ限界を越えたところでは、非常に思い負の利益になる。

そして、これは、新規感染者数が低減して行かない限り、毎日増えていく・・・

医療体制がとか、経済がとか、政治がだとか言うのを、ふっとばして(エポケーして)、みんなで(形而上的な言葉だ)対応しないといけない状況に、差し掛かっているのか、すでに浸かってしまったのか、まだ、多少は余裕があるのかは、私には不明だ。

しかし、今も救急車のサイレンの音を聞きながらキーを叩いているのだが、こういう、状況になればなるほど、自分が疑わしいと感じた人は前倒しで医療機関に頼るようになるだろう。

だから、思ったよりも、危機的な状況だと考えて、感染しないように自分の知力を尽くすのが、現在の都民の「社会的にふさわしい行動規範」だと思う。

追記

東京都の新規感染者のうち60歳以上の内訳は・・・

60代が72人、70代が73人、80代が48人、90代が10人合計203名。

このうちどれほどが重症化するかは不明だが、10%なら20名、5%でも10名、この数字を私は怖いと思う、楽観論の諸氏にはそうでもないかな?

ちなみに、集計作業後、表題に首都圏の新規感染者数と全国に対する比率を入力していたら、何故か寒気を感じた。