110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

東京都4200名で、重症者は197名(+21)、死者は2名、首都圏8466名、全国比53%

本日は、先週の水曜日に比べて34名増えているのだが、この2日間は、明らかに増え方が鈍くなっている。

昨日のように、30%も減少してくれると良いのだけれども、また、微妙な数字が並んでしまい、とりあえずは、「高止まり傾向」とでも呼ぶべきだろう。

また、重症者は、数週間前からの感染者の爆発的拡大の影響を受けて、過去最高の状況を示しているようだ、

いくらか違うのは、高齢者は相変わらず危険度が高いが、医療体制の逼迫による、50歳代の危険性が高まったことだろう。

世論は、本当の意味で学習効果がないようで、本日1日の状況から、勝手な解釈をする人があとを絶たない。

いわゆる、現実感に乏しいコメントが目につくようになったということだ。

コロナ禍を一つの定常状態とみなしている人が多いように思う、変異株が典型的だが、状況は常に変化している、政府対応がその変化に対応できないからと、一方的に「悪い」と決めつける世論は、現実世界から遊離してしまっているように思う。

なんでも、白黒つけようとしても無駄であるから、その時のベストを尽くす以外に方法はない。

私は、世界的に見ても、コロナ禍は、人々の想像の上を行っているように思う。

人間がこしらえた「社会」の中だけで、考えることは危ういことだと思う。

そういう面を考えると、まだ、政府のほうが世間よりも謙虚だ。

全国の新規感染者数に対する、首都圏の比率が大きき下がった、首都圏の絶対的な数字については、これでも大きなものなのだが、あくまで比率的に下がったことが特筆されるべきだと思う。

こういう風に、首都圏の比率が下がると、全国へ蔓延する傾向を示す。

多いのか少ないのかはわからないが、本日見たNHKのコロナ関連報道で、後遺症が軽症者にも残るらしいので注意が必要だとは思った。

すなわち、本日は全国で15813名の後遺症予備軍が生まれたということだ。

しかし、これはある意味危険な将来を予知しているようにも思う、当然、現在感染爆発中の状況を収集するのが第一の課題だが、コロナウィルスが消えて無くなる可能性がまずないとすると、いつかはコロナウィルスに感染する可能性があり、同時に、後遺症に悩む可能性が増えるということになる。

世間の人はなぜか見てみぬふりをするのだが、コロナ禍は、ウィルスの変異も伴った、再帰的な現象だということ、簡単に言えば、目の前の脅威が減少して、一時、幸せになっても、再び姿を変えながら、何度も何度も、目の前に現れてくるということだ。

あぁ、面倒くさい。

しかし、気を抜いてしまえば、まぁ、感染し、運が悪ければ、重症化や死に至るし、運が良く軽症でも、後遺症で後人生が面白くないものに変わるかもしれないということ。

一見、風邪やインフルエンザのようなものに見えた人もいる、新型コロナウィルスが、長期的に見たときに、非常に面倒なものだということを、10年後くらいに気づくのかもしれないね。