110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

東京都4377名で、重症者は276名、死者は8名、首都圏10007名、全国比50%

ふと思ったのだが、本日の高齢者の新規感染者166名で、比率は4%程度、過去には3%程度のこともあったので、微妙に増えているのかなというイメージだ。

たぶん、これは、ワクチンの接種が進んだおかげだ、と楽観している人がほとんどだろうが、本当にそうなのか?一度、疑ってみる必要性もありそうだ。

私は、高齢者だけ切り出して新規感染者数が報告されるのと、東京都が高齢者の人口構成比が資料として発表しているので、その数字を追いかけ始めたのだ。

そして、何回も記しているのだが、高齢者は、東京都の人口の22%強を占めているのに、ワクチン接種前から新規感染者の10%程度しか占めていないことに気づいた。

当然、重症化・死亡リスクが高いから、自粛した生活をするひとが多いという見方ができるのだが、それが、ワクチン接種で、3%程度まで下がったのだ、比率的にはだが・・・

すなわち、比率は低くても、全体の数字が上がれば、医療逼迫につながることになるのだ。

とすると、ワクチン接種にある程度の効果があることはわかるが、新規感染者数をどの程度抑制できて、医療逼迫・医療崩壊を回避できるかは、また、別の問題として考える必要があるだろう。

若い世代までワクチンが行き渡った時、すでに、彼らが1日に1万人単位で新規感染者を輩出していた場合、それが、例えば、急激に5千人まで下がることはあるだろうが、そこで、足踏みしてしまうという可能性はゼロではないと思うのだ。

過去のやり方で、バカバカしいと思う人もいるだろうが、なるべく、他人との接触を避けること、これは、どんなに変異しようと効果のある王道の感染対策であることを、もう一度、見直してもよいのではないだろうか?

首都圏の新規感染者数の全国比率を出して、自分の計算がおかしいと思ったので、もう一度、計算し直した。

これは、厳しい、今回の波は、過去最高の高さになる、東京都でも崩壊状態なのに、地方では、さらにひどくなる可能性がある。

その事例が、本日、沖縄のクラスターで伺い知ることができるだろう。

再三、書いているのだが、政府が無能だったり、矛盾していても、それに付き合う必要性は、少しもなかったはずだ、ここまで、ひどくなると、国民自体の自省を促す議論が出てきても良いと思う、たぶん、20世紀、戦後の日本ならそれがあったと思う。

それは、コロナ禍のはじめに牽制されてしまったが、自粛警察の機能が、今よりも強く発動されたからだね。

人権とか、自由とかも、平和なときに歌うのは、それで良いと思うのだが、こういう、非常事態のときには、少し、引っ込めたほうが良いとだるう。

まぁ、将来を担う、若い世代の意向を、もう少し眺めて見るつもりだけれどもね・・・

その若い世代の人々には、自世代に危険が迫ったからと言って、突然ワクチン接種を叫ぶような、意地汚い品性は見せないで欲しいね。