単一民族神話の起源(小熊英二著)
本書は新曜社1995年初版刊行のもの、今ごろ読んだのだがやはり良い本は良い。
この著者は私にとって同年代の知識人のなかでは最も好ましい人で、彼の著作は凡夫の私にもなんとなく読めるのよね、多分プロにとってはもっと奥深い内容ではあるのだろうが専門用語で飾ってただただ難解にした文章ではないのは良い。
という著者なので、表題の日本人とは単一民族であるという考え方がいつごろ確立されたのかということに関して興味があるかたはかなり厚い(熱い?)本だが読んで見ることをお薦めする。
脱線するが、本書もそうだが「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神(マックス・ヴェーバー)」の様に一見違和感を感じる題名の本に名著が多いのも不思議なことではある。
さて、本書の結論については著者も予想外だったようだから、本書を読めば読者もきっとびっくりすることだろう、少なくとも、私はびっくりした。
そして、考えることになるだろう、日本人が単一民族なのか混合民族なのかということを、それは自国がどのような立場にあるかで異なることに、いや、場合によると、単一にして混合であると言う、禅問答にもなる。
それでは理屈が通らないじゃないかという方は本書をお読みくだされば多分すっきりされると思う。
(ただし、新しい問題点がでてきてモヤモヤされても当方は責任を負いきれないが・・・・)
この著者は私にとって同年代の知識人のなかでは最も好ましい人で、彼の著作は凡夫の私にもなんとなく読めるのよね、多分プロにとってはもっと奥深い内容ではあるのだろうが専門用語で飾ってただただ難解にした文章ではないのは良い。
という著者なので、表題の日本人とは単一民族であるという考え方がいつごろ確立されたのかということに関して興味があるかたはかなり厚い(熱い?)本だが読んで見ることをお薦めする。
脱線するが、本書もそうだが「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神(マックス・ヴェーバー)」の様に一見違和感を感じる題名の本に名著が多いのも不思議なことではある。
さて、本書の結論については著者も予想外だったようだから、本書を読めば読者もきっとびっくりすることだろう、少なくとも、私はびっくりした。
そして、考えることになるだろう、日本人が単一民族なのか混合民族なのかということを、それは自国がどのような立場にあるかで異なることに、いや、場合によると、単一にして混合であると言う、禅問答にもなる。
それでは理屈が通らないじゃないかという方は本書をお読みくだされば多分すっきりされると思う。
(ただし、新しい問題点がでてきてモヤモヤされても当方は責任を負いきれないが・・・・)