儒教思想(宇野精一著)
本書は昭和22年日月社より「儒教概説」として刊行されたもの、私はタイトルのように改題された講談社学術文庫版を読む。
儒教は身近にありながら漠然としてつかみにくい。
そもそも宗教なのか哲学なのかそんなことさえよくわからない。
そんな私のようなものには、ありがたい概説書であり儒教というものが社会や政治状況に合わせて変転して適応していたものだということがよくわかった。
だから、今も残っているんだよね。
ちなみに、たまたま柄谷行人の「日本精神分析」の冒頭を読んでいたのだが「・・・世界帝国が成立するために、先ず、諸部族の宗教を超えた世界宗教が必要とされる・・・」という部分があった、これは本書に相応しいと思ったのだが、改めて見直すと「世界宗教」とは「仏教」のことを示していてがっくりきた。
あたし的には、中国なら儒教か道教のような気もするのだが解釈の仕方はいろいろあるのよね?
儒教は身近にありながら漠然としてつかみにくい。
そもそも宗教なのか哲学なのかそんなことさえよくわからない。
そんな私のようなものには、ありがたい概説書であり儒教というものが社会や政治状況に合わせて変転して適応していたものだということがよくわかった。
だから、今も残っているんだよね。
ちなみに、たまたま柄谷行人の「日本精神分析」の冒頭を読んでいたのだが「・・・世界帝国が成立するために、先ず、諸部族の宗教を超えた世界宗教が必要とされる・・・」という部分があった、これは本書に相応しいと思ったのだが、改めて見直すと「世界宗教」とは「仏教」のことを示していてがっくりきた。
あたし的には、中国なら儒教か道教のような気もするのだが解釈の仕方はいろいろあるのよね?