折り返し点1997~2008(宮崎駿著)
本書は岩波書店2008年刊行のもの、比較的厚めの本ながら作者の知名度なのか売れたようだ。
私は第4刷を手に入れて読んだ。
宮崎駿と言う人は、アニメのイメージからか世界的な映画賞で認められたりしたためか、何か善い人の様に思われている節がある。
それは間違いだ、何故なら本人がそう言っているからだ。
マルクスなどの言葉や思想にも影響を受けていることが分かるが、それも一時期の日本の思想界を席巻していたのだから全然奇異なことではないし、ご自分できちんと咀嚼したうえで考えを述べている。
だから、宮崎駿の思想や発言と自分の考えが合わないのならば、そのまま合わないと思えば良いことで、アニメ作品のイメージを元に、いたずらに善人のレッテルを貼らないこと(神話化しないこと)が肝要だと思う。
男でも女でも、日本人でも外国人でも、キリスト教徒でもイスラム教徒でも、いたるところに善人はいるし、それと同じぐらい悪人もいると思う。
だから、変な先入観を持たずに本書などはすなおに読めば良い。
ちなみに、本書は頑固な職人の告白を聞いているような気分になる本だ。
私は第4刷を手に入れて読んだ。
宮崎駿と言う人は、アニメのイメージからか世界的な映画賞で認められたりしたためか、何か善い人の様に思われている節がある。
それは間違いだ、何故なら本人がそう言っているからだ。
マルクスなどの言葉や思想にも影響を受けていることが分かるが、それも一時期の日本の思想界を席巻していたのだから全然奇異なことではないし、ご自分できちんと咀嚼したうえで考えを述べている。
だから、宮崎駿の思想や発言と自分の考えが合わないのならば、そのまま合わないと思えば良いことで、アニメ作品のイメージを元に、いたずらに善人のレッテルを貼らないこと(神話化しないこと)が肝要だと思う。
男でも女でも、日本人でも外国人でも、キリスト教徒でもイスラム教徒でも、いたるところに善人はいるし、それと同じぐらい悪人もいると思う。
だから、変な先入観を持たずに本書などはすなおに読めば良い。
ちなみに、本書は頑固な職人の告白を聞いているような気分になる本だ。