110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

遊学(松岡正剛著)

本書は大和書房1986年刊行のもの、確か、現在は文庫版で買えると思って調べたらkindle版でも入手できる。

文庫版はオリジナルを古書で入手したよりも安く手に入ることがわかり、少しショックだ。

しかも、kindle版まであるとは・・・絶句してしまう。

何故そのような事をねちねちと記すのかと言うとこの本は分厚いのだ。

枕にもなりそうな本を積んでおいたのだが、流石に放っておくのも気が引けるので、一念発起、読み始めてやっと読み終えたのだ。

そして、ブログにでも何やら書こうと思って調べたら、なんとまぁ省スペースな世の中になったことだろう。

変なところで悔しい思いをしたのだ。

さて、本書の内容については松岡正剛という著者ということで良いだろう。

ただし、「遊」という雑誌に掲載されていたものを集めた関係で、1970年代に著されたものであり、現在の感覚と、ずれてしまうところもある。

しかし、それにしても、著者の若いころの作品とは言え素敵な感性だと、今更ながらに思う。

ちなみに、部屋にある分厚そうな本の次の候補はというと、「モンテーニュ・随想録」の1冊ものが目に付いた、良い本なのはわかっちゃいるのだが・・・