暴力のオントロギー(今村仁司著)
今村仁司氏の著作では有名なもの、1982年勁草書房刊。
今頃読むのは遅いのかもしれないが、いつかは読みたいと思っていた。
レヴィ=ストロースから問題提起が始まり、マルクス、ヘーゲル、バタイユ、ジラールなどと、その問題が展開されていく、そして、その主題としての「第三項排除」のメカニズムを説こうとする。
何故、戦争などの暴力行為はなくならないのでしょうか?
それには、根本的な問題があり。
それを防ぐにはどうすれば良いのかというと、それを防ぐ方法をとれば良いのだ。
当たり前かな?
しかし、その原因が、現行の社会制度にビルドインされているとどうなるのか?
もとより、人間は至る所で小競り合いをして、その暴力性を解消している。
たとえば、バカ喰いするなどもそのような精神状況の転化した形であろう。
それが、小さければ良いが、だんだん圧力が高まると問題が起こる。
そこに入るのは、ある種の犠牲であるとする。
いわゆる、人道主義、ヒューマニズムが蔓延すると、この犠牲者は存在できないことになり、なんらかの破綻が訪れる。
それは、エントロピーの法則に逆らう様に存在する(地球上の)生物一般の根底的な行動様式なのかもしれない。
それは、絶えず、崩壊する自体を回復するために、変化しつづける(諸行無常)という生物の、基本的な行動様式なのだろうか。
もし、それが克服できないとするならば、それと、共生することも考えないといけないのかもしれない。
そんな、ことを考えさせられました。
さて、現在の状況はどうであろうか?
今頃読むのは遅いのかもしれないが、いつかは読みたいと思っていた。
レヴィ=ストロースから問題提起が始まり、マルクス、ヘーゲル、バタイユ、ジラールなどと、その問題が展開されていく、そして、その主題としての「第三項排除」のメカニズムを説こうとする。
何故、戦争などの暴力行為はなくならないのでしょうか?
それには、根本的な問題があり。
それを防ぐにはどうすれば良いのかというと、それを防ぐ方法をとれば良いのだ。
当たり前かな?
しかし、その原因が、現行の社会制度にビルドインされているとどうなるのか?
もとより、人間は至る所で小競り合いをして、その暴力性を解消している。
たとえば、バカ喰いするなどもそのような精神状況の転化した形であろう。
それが、小さければ良いが、だんだん圧力が高まると問題が起こる。
そこに入るのは、ある種の犠牲であるとする。
いわゆる、人道主義、ヒューマニズムが蔓延すると、この犠牲者は存在できないことになり、なんらかの破綻が訪れる。
それは、エントロピーの法則に逆らう様に存在する(地球上の)生物一般の根底的な行動様式なのかもしれない。
それは、絶えず、崩壊する自体を回復するために、変化しつづける(諸行無常)という生物の、基本的な行動様式なのだろうか。
もし、それが克服できないとするならば、それと、共生することも考えないといけないのかもしれない。
そんな、ことを考えさせられました。
さて、現在の状況はどうであろうか?