結ぼれ(R.D.レイン著)
本書はみすず書房1973年刊行、私は1985年第10刷を読む。
本書は詩の形式なのだが、著者のことをご存知のかたならお分かりのとおり、精神医学的なものなのだ。
実は、昨日は少し忙しかったので、文字数の少ない本書で一冊読破・・・と安易な道を選んだのだが、この文字数の少ない本書が、奥が深く、難解であった。
それは、言葉が難しいのではなく、その簡単な判断語・・・例えば「良い」「悪い」という言葉が、繰り返し繰り返し、問われるうちに、何か得体のしれないストレスが溜まってくるのだ。
本書での詩は、そのような判断が繰り返されるもので、その対象が、自分に対しての問いであったり、親子関係や恋人関係のような複数(ちょうど鏡を通して問いを投げかけるような感じ)の問いであったりするのだ。
そして、その問いの投げかけの繰り返しの(その)中に、「狂気」が発生する瞬間があるのだ。
ということで、こんな短い読書で、こんなにストレスを感じたのは初めてではなかろうか?
という本書の感想である。
(ただ、この手の趣向が、好きな人にはたまらない本だろうなぁ)
本書は詩の形式なのだが、著者のことをご存知のかたならお分かりのとおり、精神医学的なものなのだ。
実は、昨日は少し忙しかったので、文字数の少ない本書で一冊読破・・・と安易な道を選んだのだが、この文字数の少ない本書が、奥が深く、難解であった。
それは、言葉が難しいのではなく、その簡単な判断語・・・例えば「良い」「悪い」という言葉が、繰り返し繰り返し、問われるうちに、何か得体のしれないストレスが溜まってくるのだ。
本書での詩は、そのような判断が繰り返されるもので、その対象が、自分に対しての問いであったり、親子関係や恋人関係のような複数(ちょうど鏡を通して問いを投げかけるような感じ)の問いであったりするのだ。
そして、その問いの投げかけの繰り返しの(その)中に、「狂気」が発生する瞬間があるのだ。
ということで、こんな短い読書で、こんなにストレスを感じたのは初めてではなかろうか?
という本書の感想である。
(ただ、この手の趣向が、好きな人にはたまらない本だろうなぁ)