ゲバラ日記(チェ・ゲバラ著)
本書は角川文庫版で読む。
先日、郵政・金融担当大臣、亀井静香氏が、ゲバラの名を上げていた。
そういえば、昨年だったか、(ゲバラの)映画上映のCMが流れていたようにも思う。
それほど、影響力のある人なのだろう。
本書の訳者解説で、本書を最初に翻訳して刊行したときは、全共闘の時代だとしてあり、そして、新版は1999年ということで、最初に刊行されたものを読んだ人々の、その子供たちの世代に対して刊行されたものだと記してあった。
そして、本書の奥付を見ると、版を重ねているところからして、本書を読む人が多いことが伺われる(私も読んでしまったのだが・・・)。
そうすると、疑問が沸き起こるのだ。
本書を21世紀になって読むということはどういう見方になるのだろうか?
本書で語られる、キューバ、ベトナム、そして共産主義、これらは、現在、当時と同じ視点では見ることはできないのではないか?
そもそも、革命を起こすということ自体が難しくなっているのではないのか?
その生き方が・・・と言う人がいれば、ゲバラのように生きるのかと聞いてみたい。
それでは、何故に読むのか?
まさか、ある種のファンタジーとして読むのではあるまい、それならば著者に対して失礼ではないのか?
そんなことを考えてしまうのだ。
(ちなみに、この文章は同意味反復に陥っている・・・気をつけねば)
先日、郵政・金融担当大臣、亀井静香氏が、ゲバラの名を上げていた。
そういえば、昨年だったか、(ゲバラの)映画上映のCMが流れていたようにも思う。
それほど、影響力のある人なのだろう。
本書の訳者解説で、本書を最初に翻訳して刊行したときは、全共闘の時代だとしてあり、そして、新版は1999年ということで、最初に刊行されたものを読んだ人々の、その子供たちの世代に対して刊行されたものだと記してあった。
そして、本書の奥付を見ると、版を重ねているところからして、本書を読む人が多いことが伺われる(私も読んでしまったのだが・・・)。
そうすると、疑問が沸き起こるのだ。
本書を21世紀になって読むということはどういう見方になるのだろうか?
本書で語られる、キューバ、ベトナム、そして共産主義、これらは、現在、当時と同じ視点では見ることはできないのではないか?
そもそも、革命を起こすということ自体が難しくなっているのではないのか?
その生き方が・・・と言う人がいれば、ゲバラのように生きるのかと聞いてみたい。
それでは、何故に読むのか?
まさか、ある種のファンタジーとして読むのではあるまい、それならば著者に対して失礼ではないのか?
そんなことを考えてしまうのだ。
(ちなみに、この文章は同意味反復に陥っている・・・気をつけねば)