110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

厳しくなってきた

 母親の介護保険の認定の更新通知が来た。
 以前、要介護2だったものが、今回要介護1になった。
 介護度が下がるということは、健康になったということなので喜ばしいことでもあるのだが、昨年、入院、手術後、歩行困難なので介護施設に入所後、自宅にポータブルトイレを導入し、入院前は歩行器で歩けた状況だったものが、車椅子での生活も覚悟の上で帰宅させた矢先の更新認定なので、正直意外な感じがした。
 これは、本当のピークは団塊世代が佳境にはいる時期なので、本来は先のはずなのが思いもかけず前倒しで財政を圧迫しているのかもしれない。
 たしかに、私の住んでいるところも高齢者が多いところだが、最近やけに車椅子を見かけるようになった。
 しかし、新宿区でこうならば他の地域はどうなんだろう?

 これは、考えすぎかもしれないが、高齢者の自動車事故など悪いニュースは喧伝されるが、介護に関するニュースは余り見かけなくなってきた、これは、ある種の情報の潜伏なのかもしれないな。

 まぁ、私達が高齢者になった時にも、適宜対策を打たなければ、さらに世の中が荒むことになるんだろうね。

 追記
 私達は、実際に要介護2でもサービスを満額使ってはいなかった。
 また、要介護2になると、現在保険適用のベッドが自費なるのだが、これもまぁ良いとして、問題は、今ベッドに取り付けている頑丈な手すりがつけられなくなる可能性があるのだ。
 足が不自由なので、ベッドから立ち上がる際に手すりを利用して上半身の力で身体を保持するので、手すりの信頼性は重要なところで、調査に来た方も目の前で目撃したのにこういう結果だ。
 まぁ、調査員と審査員は別らしいので、こういう現状を把握できていない判定になるようだが、良く考えると、こういう判定をすると将来の負担を増やすことになる。
 すなわち、サービスが適当でないことにより症状が悪化する、その為、介護度を上げざるを得なくなる。
 行政の負担が増加する。
 もしくは、正直に申請すると今回のようなものたりない評価になる、だから調査時に重症なように演技する。
 こういう面を助長することになるのではないか?
 そうなると、更に審査が厳しくなる。
 さらに抜け道を探る・・・
 などという悪循環に陥る。

 まぁ、一介護者として、自分の母親を寝たきりにしないように独自に努力しているけれども、他の方で介護者が積極的でないところや、単身者のところは、こういう対応すると状況が悪化するかもしれないね。